試供品マッチングサービス「ヨブタメ」、新型コロナで出荷できない野菜を配布する農業キャンペーン開始

Webサンプリングサービス「ヨブタメ」を運営するセンデン株式会社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で出荷ができなくなった野菜や果物を全国の一般企業や飲食店に配布する農業者向けのキャンペーンを開始した。

サービスの概要図

「ヨブタメ」は、広告宣伝や販促活動を展開するメーカーが提供する試供品・サンプル品と、その試供品を福利厚生やイベントなどに使用したい企業・団体をマッチングをするWEBサービス。賞味期限等を理由に廃棄される予定の食品・飲料をサンプル品として提供するフードロス削減に向けた取り組みも展開している。今回、その対象を農業まで広げ、野菜や果物のフードロス削減を目指す。

廃棄予定の農産物を宣伝広告として活用


農業キャンペーンは、コロナの影響で出荷ができなくなり、廃棄されてしまう農産物を、全国の一般企業や飲食店などに配布。野菜・果物のおいしさを味わってもらい、販路の拡大につなげるキャンペーンだ。2021年内であれば農業者が負担するのは配送や商品にかかる費用のみで、お米や酪農商品(日持ちのする物限定)も対象とのこと。


ヨブタメ
https://yobutame.com/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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