ヤマハ発動機ら、高性能農業用ドローン開発中 2023年度に市販目標

ヤマハ発動機株式会社が代表機関を務める「ハイスペックドローン開発コンソーシアム」は、農研機構が推進する国際競争力強化技術開発プロジェクト「安全安心な農業用ハイスペックドローンおよび利用技術の開発」を受託した。

ハイスペックドローン開発コンソーシアムは、株式会社ザクティ、株式会社ザクティエンジニアリングサービス、株式会社ナイルワークス、ヤンマーアグリ株式会社、農研機構、大分県農林水産研究指導センター、佐賀県農業試験研究センター、長崎県農林技術開発センターの9機関で構成されている。

高性能農業用ドローンの開発と収量向上の実証を目指す


日本では、国内食糧生産基盤を強化するための施策として、農業生産を省力化・効率化する高性能な農業用ドローンの開発が急がれている一方で、農薬散布の精度向上や生育データの有効活用など、安心・安全かつ利便性の高い運用を実現する技術開発には課題が残されていた。

プロジェクトでは、高いセキュリティ機能を備えた高性能な農業用ドローン開発に取り組むと同時に、取得した情報を有効活用するデータ駆動型栽培管理技術の体系を構築。2023年度までに、国内ドローンメーカー各社が利用できる共通基盤技術を導入した高性能農業用ドローンを開発・市販化して、栽培管理技術の適用による収量向上(土地利用型作物で10%)を目指すとしている。

出典|https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2021/0618/drone.html
ハイスペックドローン開発コンソーシアムは、このプロジェクトを通じ、国内ドローン産業の国際競争力向上に貢献したい考えだ。


ヤマハ発動機株式会社
https://global.yamaha-motor.com/jp/
株式会社ザクティ、株式会社ザクティエンジニアリングサービス
https://xacti-co.com/
株式会社ナイルワークス
https://www.nileworks.co.jp/
ヤンマーアグリ株式会社
https://www.yanmar.com/jp/about/company/yag/
農研機構
https://www.naro.go.jp/
大分県農林水産研究指導センター
https://www.pref.oita.jp/soshiki/15082/
佐賀県農業試験研究センター
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00322235/index.html
長崎県農林技術開発センター
https://www.pref.nagasaki.jp/e-nourin/nougi/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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