「e-kakashi」にTED製の最新端末が採用 IoT機器の稼働状態を見える化

半導体製品やITソリューション等の開発・販売を手がける東京エレクトロンデバイス株式会社は、ソフトバンク株式会社が提供する農業AIブレーン「e-kakashi」に対応した電源不要な独立駆動型の環境センシングソリューション「TED Portable IoT Gateway」の提供を開始した。

各種センサーの稼働状況を見える化


「TED Portable IoT Gateway」は、圃場の環境データを収集して最適な栽培環境を導き出す農業AIブレーン「e-kakashi」の稼働状況を見える化する環境センシングソリューション。


設定は、「e-kakashi」と連携する各種センサーに「TED Portable IoT Gateway」を接続して電源ボタンを5秒間長押しするのみで、ソーラーパネルを利用した太陽光発電による充電池を動力に最大4つのセンサーを同時に接続する。

接続可能な対応センサー
出典:https://www.teldevice.co.jp/ted_real_iot/solution/environmental-sensing/
収集したデータは、各種データの転送や保存、ソフトウェアのアップデート等を実行する「Azureポータル」を経由して「e-kakashi」のクラウドサーバに保存。電波障害などデータ収集が滞った場合でも、データを送信する操作をクラウド上で実行することができる。

今後は、農業分野以外での展開も視野に、接続可能な対応センサーの追加を進めていく予定とのこと。


TED Portable IoT Gateway
https://www.teldevice.co.jp/ted_real_iot/solution/environmental-sensing/
e-kakashi
https://www.e-kakashi.com/
東京エレクトロンデバイス株式会社
https://m.teldevice.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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