生活クラブ千葉、自社農園で高架型ソーラーシェアリング事業を開始

千葉県をエリアに食材配達事業等を展開する生活クラブ千葉は、農地の上部空間に設置した太陽光パネルを利用して電力を供給する営農型太陽光発電施設「ふぁそらん」を千葉県八街市にある「生活クラブ・虹と風のファーム」に開設した。


「生活クラブ・虹と風のファーム」は、食(Food)・環境(Energy)・福祉(Care)の3つを連携した農業施設である。



ローカルSDGsを推進


「ふぁそらん」は、再生可能エネルギー発電所の開発や省エネルギー活動の推進に役立てられる「生活クラブ自然エネルギー基金」を利用して建設した組合員向けのソーラーシェアリング施設。

面積は990平方メートル(縦45メートル・横22.5メートル)で、年間平均7万4665キロワットアワーの発電量を見込んでいるとのこと。

建設時の様子

トラクターなど大型農機の利用も可能。

生活クラブ千葉は、農福連携を軸とした再生可能エネルギーの供給を通じ、食・環境・福祉をひとつの地域で循環するサステイナブルな社会づくりを実践していきたい考えだ。


生活クラブ
https://seikatsuclub.coop/
「生活クラブ・虹と風のファーム」
https://chiba.seikatsuclub.coop/nijinomachi/farm.html
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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