国産プレミアム果樹をドライフルーツ化 「FRUITEST」販売開始

2019年7月1日、D2Cハウスケアブランドを手がける株式会社Unsungs&Webは、最上級の完熟果物のみを原材料とするレア・ドライフルーツ「FRUITEST(フルーテスト)」を発売した。
本来であれば、産地でしか味わえない国産プレミアム品種の旬の風味や香りを、自宅などで手軽に楽しむことができる。

商品イメージ

国産プレミアム果物の旬を届ける「FRUITEST」

同社が考える「最上級の果物」とは、熟練の農家がおいしい国産品種を選び抜き、手塩にかけて育て、完熟のタイミングで収穫した素材そのものだ。日本全国の農家から厳選したプレミア厶品種の完熟果物は、甘みと酸味のバランスはもとより、香りが別格だという。

これらの完熟果物の風味を最大限に閉じ込めるために、同社では特殊な製造方法である「レアドライ」を採用。果物本来のみずみずしさやおいしさをできる限り保ったまま凝縮し、旬の果物が持つ風味や香りを最大限に引き出すための仕上げを施している。



果物のフレッシュ感を残しながらも、「FRUITEST」ならではの新たな味わいがあり、賞味期限は約1年間保たれるとのこと。「レアドライ」の技術により、これまでは短い旬の時期を中心に産地でしか味わえなかった一瞬のおいしさを、季節や旬に限らず一年中楽しむことが可能となる。


日本が誇るプレミアム品種を世界へ

国産プレミアム品種の甘みや酸味、香りは、日本が誇るべき技術力の賜物とはいえ、果物の旬はほんの一瞬に限られている。

香りや風味が最も濃厚に感じられる完熟果物は、流通過程において熟度が進むために腐敗や荷痛みなどが起きやすく、一般的な青果流通では取り扱い自体が難しい。日持ちや鮮度に注意しなければならない果物は、十分に熟さないまま消費されているのが現状だ。

これらを背景に、同社は「レアドライ」の手法で完熟果物の旬のおいしさを閉じ込め、果物本来の風味と香りを残したレア・ドライフルーツブランド「FRUITEST」を創出。日本の技術力と文化を生かしたCrafted in Japanブランドの1つとして、国内外を問わず世界中の人々に食べてもらうことを想定している。

2019年7月には第一弾として、フルーツ王国の山梨県や岡山県から厳選した国産プレミアム6品種のレア・ドライフルーツと、ギフトや手土産向けにギフトボックス入りのセット商品を発売した。



ギフトセット(3個セット)



Unsungs&Webでは、同月発売の6品種を皮切りに、今後は日本各地の四季折々の果物をレア・ドライフルーツ「FRUITES」としてブランド化していく。

2019年8月には桃やネクタリン、2020年冬にはイチゴや柑橘類などの果物品種を商品ラインアップに追加し、2020年のうちには全国15~20品種のレア・ドライフルーツを販売する見通しだ。


「FRUITEST」商品概要

【レアドライ シャインマスカット】
産地:山梨県笛吹市
内容量:8個
価格:税別2,000円

【レアドライ ピオーネ】
産地:山梨県韮崎市
内容量:10個
価格:税別1,700円

【レアドライ マスカットオブアレキサンドリア】
産地:岡山県岡山市
内容量:8個(16粒)
価格:税別2,000円

【レアドライ 巨峰】
産地:山梨県山梨市
内容量:12個
価格:税別1,600円

【レアドライ 貴陽】
産地:山梨県南アルプス市
内容量:9個
価格:税別1,600円

【レアドライ 甲州百目】
産地:山梨県山梨市
内容量:7個
価格:税別1,800円


シャインマスカット

ピオーネピオーネ

貴陽(すもも)

甲州百目甲州百目

<参考URL>
FRUITEST
株式会社Unsungs&Web
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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