小中学生の自由な農業アイデアを募集する「未来の農業ロボット アイディアコンテスト2022」開催

子ども向けプログラミングオンラインレッスン「Code Land」を運営する株式会社プロキッズと兵庫県姫路市は、「未来の農業ロボット アイディアコンテスト2022」を実施する。

日本全国にお住まいの小学生から中学生までが参加でき、農業が抱える課題を解決するためのアイデアを農業ロボットとして発表してもらうコンテスト。ロボット等を作る必要はなく、アイデアのみで応募できる。



「未来の農業ロボット アイディアコンテスト」とは


高齢化や耕作放棄地の拡大といった日本の農業の課題が多い中で、おいしい野菜や果物を生産し続けるために、小学生や中学生にも農業の課題を身近に感じてもらうべく、2021年から開始したのが「未来の農業ロボットアイディアコンテスト」。

アイデアコンテストのため、実際にロボットなどを作るわけではなく、農業の課題に目を向け、それを解決するために子どもが思い描く農業ロボットの絵やロボットの特徴を発表してもらうコンテストとなっている。

応募作品のイメージ
兵庫県姫路市は、農業とテクノロジーの双方に精通した人材の育成が必要と考え、内閣府の地方創生推進交付金事業「スマート市民農園×STEAM教育による地域に根付くアグリテックの担い手育成事業」をスタート。情報通信技術(ICT)を活用した農業で新たなアプローチを生み出せる人材を輩出することを目標として、このコンテストを実施している。

プロキッズは、子ども向けSTEAM教育やプログラミング教育「Code Land」などを行う中で、「ものづくり」のきっかけや新たな技術を学べる教材作成を通じて、子どもたちにさまざまな課題とその解決策について考える機会を増やし、未来の仕事につながる成長を後押ししたいと考えているという。

応募対象は、日本在住の小学校1年生から中学校3年生で、学校や団体の授業などで制作した個人作品、共同作品も可能。受賞作品には賞品のプレゼントもあり、「アグリテック甲子園2022」の会場にて展示する予定だ。


「未来の農業ロボット アイディアコンテスト2022」概要


募集内容:農業の課題を解決できるような「未来の農業ロボット」のイラストや特徴を描いて送ってください。

応募期間:2022年7月14日(木)~2022年10月31日(月)
※受賞者の発表は2023年1月頃を予定

対象者:日本全国に在住の小学生または中学生

応募方法:
  1. 応募用紙にある「タイトル」「名前」「イラスト」「農業で困っていること」「ロボットができること」の5点を記載の上、画像ファイルを送付。(プリンターでの印刷時はA4またはA3用紙を推奨。応募用紙を使わずに応募する場合は、上記の5点を明記のこと) 応募用紙:https://onl.tw/YLew7mB
  2. できあがった作品をスマートフォンやデジタルカメラなどで撮影する。
  3. 応募フォームからその作品を画像データとして送付する。(応募用紙を写真にした画像ファイル1つを添付。最大5MBまで。ファイルフォーマットは、JPEG、PNG、GIF)

応募フォーム:
・個人での応募……https://prokids.jp/farmrobot2022
・学校や団体での応募……https://prokids.jp/farmrobot_2022_school

審査のポイント:
  • アイデアのオリジナリティ
    →自分で考えた他にないアイデアか
  • 課題の具体性と解決策の妥当性
    →設定した課題をきちんと解決できるアイデアかどうか
  • プレゼンテーション力
    →図や説明文を見て説得力があるかどうか
  • 応募したイラストを見てほかの人が理解できるか

各賞:
  • 最優秀賞(1作品)……Raspberry Pi 4(4GB) 1台、ハーブティセット 1個、表彰状
  • 優秀賞(2作品)……ハーブティセット 1個、表彰状
  • 特別賞(7作品程度)……表彰状(受賞作品はアグリテック甲子園2022の会場に展示予定)

主催・運営:兵庫県姫路市(窓口: 産業局 農林水産部 農政総務課)

URL : https://www.city.himeji.lg.jp


未来の農業ロボット アイディアコンテスト2022
https://prokids.jp/article/agrirobot_contest2022
アグリテック甲子園
https://agritech-koshien.com/
株式会社プロキッズ
https://prokids.jp

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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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