旅行しながら農家の労働力確保を支援する「JTBアグリワーケーション」がスタート

株式会社JTBは、旅行・仕事・農業の3つを合わせた旅行商品「JTBアグリワーケーション(R)」の販売を開始した。料金は6980円。

地方の農業生産者と首都圏の旅行者をマッチング


「JTBアグリワーケーション(R)」は、同社が2021年4月にJA全農と締結した「農業支援事業に関する連携協定」の一環で実施する7泊8日のツアー。

福島県のリンゴ農園で収穫作業を体験しながら、観光やリモートワークなどをして過ごせるのが特長で、農業の人手不足の解消や関係人口の拡大など地方創生に向けた取り組みへの貢献が期待されている。




なお、今後は旅行先のエリアも拡大していく予定で、企業経営の課題解決を目的にした「JTBアグリソリューション」と学生らの部活動の合宿等と農業体験を組み合わせた「JTBアグリキャンプ」の2つの旅行商品の提供も視野に入れているとのこと。

JTBアグリソリューション

JTBアグリキャンプ

同社は、「JTBアグリワーケーション(R)」の提供を通じ、地方創生に向けた取り組みを加速していきたい考えだ。

ツアー概要


「JTBアグリワーケーション(R)福島県に泊まる農作業(りんご収穫)ツアー」
日程:2022年10月22日(土)~2022年10月29日(土)※農作業5日間・自由行動1日・移動2日間
料金:大人1人6980円(農林水産省が実施する「農業労働力産地間連携等推進事業」に基づく助成金を活用)
申込:https://www.jtbbwt.com/files/user/nohmeets/index.html


株式会社JTB
https://www.jtbcorp.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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