ワタミオーガニックランドで小中学生向けのスマート農業体験会を実施

企業向けのシステム開発やインフラ設計等を手がける株式会社ICは、ITと農業をテーマにした取り組みを開始した。

農業ドローンの体験会などを実施


今回の取り組みは、同社が開催した社内向けの新規事業コンテストで集まったアイデアを参考にしたもの。
取り組みでは、ワタミ株式会社が運営するワタミオーガニックランド(岩手県陸前高田市)協力の下、ITと農業をテーマにした実証実験を進めていく方針を固めている。


同社がこれまでに実施した実証実験は以下の通り。

1.陸前高田わたみ自然学校でのドローン飛行体験会
実施期間
・2022年8月2日(火)~2022年8月5日(金)
実施場所
・陸前高田わたみ自然学校内
実証内容
・小学4年生~6年生の子どもたち34名を対象にした農業ドローンの体験会
実証結果
・同社が独自に作成したアンケートの結果、29名の参加者が「プログラミングに興味がある」と回答し、その内約22名が「農業に関しても興味がある(野菜を育ててみたい)」と回答した。

2.西和賀町立沢内中学校向けプログラミング体験授業
実施期間
・2022年9月2日(金)
実施場所
・西和賀町立沢内中学校
実証内容
・中学1年生の子どもたち20名を対象にしたScratchプログラミング・スマート農業体験授業
実証結果
・同社が独自に作成したアンケートの結果、すべての参加者が「プログラミングに興味がある」と回答し、その内約17名が「今後もこのような取り組みに参加したい」と回答した。

今後は、IT・農業・食育の3つをテーマにした実証実験も予定しているとのこと。


株式会社IC
https://www.ic-net.co.jp/
ワタミオーガニックランド
https://watami-organic.jp/blog/watami_organicland
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WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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