果物狩りで発生する業務を一元管理する「クダモノガリプラス」の提供がスタート

リモートワークをしながら農業を体験できるノウタスワーケーションの企画・運営等を手がけるノウタス株式会社は、果樹園で果物狩りを開催する際に必要な業務をサポートする「クダモノガリプラス」の提供を長野県でスタートした。

観光農園の運営に関わる業務を一元で管理


「クダモノガリプラス」は、予約受付や入場管理、商品説明、代金の決済などの業務をスマートフォン上で一元管理するプラットフォーム。

人手不足に悩む家族経営の果樹農家でも簡単に果物狩りイベントを開催できるのが特長で、果物狩りを体験した後に参加者自らが料金を決める「あと値決め」の仕組みも導入しているという。

クダモノガリプラスの概要図

2022年10月に長野県須坂市の岡木農園で実施した実証実験の様子

クダモノガリプラスのプロモーション映像

2022年11月28日には、本格始動の第一弾として長野県長野市でりんご農園を営むキタイチ果樹園と提携し、同サービスを活用した果物狩りイベントも開催。今後は、りんご以外の果樹にも対象を広げていく予定となっている。

同社は「クダモノガリプラス」の提供を通じ、人手不足など家族経営の果樹農家が抱える課題を解決していきたい考えだ。


ノウタス株式会社
https://www.notas.co.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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