DRONE PILOT AGENCY、農作物被害対策にドローンを活用したイノシシの生育状況調査を実施

DRONE PILOT AGENCY株式会社は、イノシシによる農作物の被害を減らすため、ICT機器と赤外線カメラ搭載のドローンを活用したイノシシの生息状況調査を愛媛県今治市の伯方島にて実施した。


複数のイノシシの撮影に成功


今回の取り組みは、「令和4年度今治市鳥獣被害防止総合対策事業」の一環で行われたもの。

狩猟罠の開発・販売を手がける株式会社アポロ販売らの協力の下、特に被害の声が上がっている5つの地点を対象に、以下を要点にした生息状況調査を実施した。

  • 地域住民や猟友会への事前ヒアリング
  • フィールド調査による痕跡確認
  • ICT機器によるイノシシの生息状況確認
  • ドローンによるイノシシ生息推測地域のオルソ画像作成
  • 赤外線カメラ搭載ドローンによるイノシシの撮影

その結果、4つの地点で複数のイノシシを撮影することに成功したほか、侵入経路や棲家、群れや個体を推測するデータも取得できたという。




同社は今回の取り組みを通じ、イノシシによる農作物の被害が深刻化している伯方島の農業の経済的損失を低減したい考えだ。


DRONE PILOT AGENCY株式会社
https://dronepilot.co.jp/
令和4年度今治市鳥獣被害防止総合対策事業
https://www.city.imabari.ehime.jp/nourin/nyusatu/06.html
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  1. よないつかさ
    1994年生まれ、神奈川県横浜市出身。恵泉女学園大学では主に有機栽培について学び、生活園芸士の資格を持つ。農協に窓口担当として5年勤め、夫の転勤を機に退職。アメリカで第一子を出産し、子育てをしながらフリーライターとして活動。一番好きな野菜はトマト(アイコ)。
  2. syonaitaro
    1994年生まれ、山形県出身、東京農業大学卒業。大学卒業後は関東で数年間修業。現在はUターン就農。通常の栽培よりも農薬を減らして栽培する特別栽培に取り組み、圃場の生産管理を行っている。農業の魅力を伝えるべく、兼業ライターとしても活動中。
  3. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  4. 沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
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    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。