DRONE PILOT AGENCY、農作物被害対策にドローンを活用したイノシシの生育状況調査を実施

DRONE PILOT AGENCY株式会社は、イノシシによる農作物の被害を減らすため、ICT機器と赤外線カメラ搭載のドローンを活用したイノシシの生息状況調査を愛媛県今治市の伯方島にて実施した。


複数のイノシシの撮影に成功


今回の取り組みは、「令和4年度今治市鳥獣被害防止総合対策事業」の一環で行われたもの。

狩猟罠の開発・販売を手がける株式会社アポロ販売らの協力の下、特に被害の声が上がっている5つの地点を対象に、以下を要点にした生息状況調査を実施した。

  • 地域住民や猟友会への事前ヒアリング
  • フィールド調査による痕跡確認
  • ICT機器によるイノシシの生息状況確認
  • ドローンによるイノシシ生息推測地域のオルソ画像作成
  • 赤外線カメラ搭載ドローンによるイノシシの撮影

その結果、4つの地点で複数のイノシシを撮影することに成功したほか、侵入経路や棲家、群れや個体を推測するデータも取得できたという。




同社は今回の取り組みを通じ、イノシシによる農作物の被害が深刻化している伯方島の農業の経済的損失を低減したい考えだ。


DRONE PILOT AGENCY株式会社
https://dronepilot.co.jp/
令和4年度今治市鳥獣被害防止総合対策事業
https://www.city.imabari.ehime.jp/nourin/nyusatu/06.html
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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