ヤンマー、直進アシスト機能付きの大型トラクター「YT4R/5Rシリーズ」を発売

ヤンマーアグリ株式会社は、ICT技術を活用して農作業の高効率化・高精度化を実現する直進アシスト機能付きの大規模農家向けトラクター「YT4R/5Rシリーズ(YT488R・YT498R・YT4104R・YT5114R)」を、2023年6月1日に発売した。価格は1178万1000円~1556万5000円(税込)。


直進アシスト機能を搭載


大規模な面積を管理する人や農業法人向けのYTトラクターのフラッグシップモデルである「YT4R/5Rシリーズ」。今回、直進アシスト機能が搭載され、熟練のオペレーターの作業負担を軽減するとともに、操作に不慣れな方でも高精度な直進作業が可能になるという。

特長は以下の通りだ。

1.直進アシスト機能

D-GNSS方式を採用した自動操舵システムを搭載。旋回時にハンドルを切ると、作業機が自動で上がり、旋回後に作業機の昇降スイッチを下げると直進アシスト機能が自動でONになる。

基準線となるA点・B点を事前に登録するだけで正確な作業が行える

2.RTKアップグレードキット(オプション)による高精度な作業

誤差±2~3cmの高精度な作業を実現するRTKアップグレードキット(オプション)の実装が可能。溝掘や播種など高精度な走行が求められる作業にも対応する。

直進アシスト機能による溝掘作業

直進アシスト機能による播種作業

3.作業を効率化する無段変速トランスミッション「I-HMT」を採用

同社が独自に開発した伝達効率の高い無段変速トランスミッション「I-HMT」を採用。作業内容や圃場条件に合わせた最適な速度を実現する。

「I-HMT」を操作する変速レバー。変速時のショックが無い

4.最大4500kgfの油圧揚力※「YT5114Rホイル/デルタ仕様/ズーム仕様」のみ

重量のある大型インプルメントを使用した作業に対応するためシリンダーボア径を拡大。最大4500kgfの油圧揚力を実現している。

大型インプルメントを持ち上げたイメージ

製品情報


品名:ヤンマートラクターYT4R/5Rシリーズ
型式・馬力:YT488R(88馬力)・YT498R(98馬力)・YT4104R(104馬力)・YT5114R(114馬力)
価格:1178万1000円~1556万5000円(税込)※メーカー希望小売価格
発売:2023年6月1日


ヤンマーアグリ「YT4R/5Rシリーズ」商品ページ
https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt488r_yt498r_yt4104r_yt5114r/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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