スマート農業ベンチャーが集結する「スマート農業サミット」、東京と宮崎で開催

一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(宮崎県児湯郡新富町、代表理事:齋藤潤一、以下こゆ財団)主催のスマート農業イベント「スマート農業サミット㏌宮崎」が2019年11月10日(金)に新富アグリバレーで開催される予定だ。

2019年11月10日に宮崎県新富町で開催される「新富アグリバレーサミット2019」

スマート農業サミット㏌宮崎×こゆ財団

スマート農業サミットとは、AIやIoT、ロボットといった先進技術を活用している農業ベンチャーや識者をゲストに招聘し、次世代農業に関心を持つ企業や個人が最新技術の知見を共有するイベントだ。
こゆ財団が主催のスマート農業サミット㏌宮崎では、高い技術力や革新的なアイデアを持つスマート農業関連のベンチャー企業や、地域の農家、行政、学生、地域商社らが、最新のスマート農業に関する知見の共有を行う予定だ。
当日は識者による講演のほか、スマート農業ベンチャーによるプレゼンテーションなどが行われ、講演では株式会社ソラシドエアの代表取締役社長である高橋宏輔氏の登壇も予定されている。

こゆ財団は2017年4月に宮崎県児湯郡新富町が旧観光協会を法人化して設立した地域商社。
地産特産品の販売のほか、農業分野での先進技術の促進やスマート農業の推進に取り組んでいる。


同財団では、今回のイベントで得られた知見を生かし、ふるさと納税を活用した農業人材の育成を行っていくほか、各農業ベンチャーとの連携により農家の所得向上と持続可能な地域農業の確立を目指していく考えだ。

【開催概要】
スマート農業サミット㏌宮崎
開催日時: 2019年11月10日(日)13:30~17:00
会場:新富アグリバレー
住所:宮崎県児湯郡新富町
料金:未定

【登壇予定者】(順不同)
高橋宏輔氏(株式会社ソラシドエア 代表取締役社長)
中島慶人氏(株式会社ファーマーズ・ガイド 代表取締役社長)
下村豪徳氏(株式会社笑農和 代表取締役)
井出寿利氏(株式会社ファームオーエス・井出トマト農園 代表取締役)
坪井俊輔氏(Sagri株式会社 代表取締役社長)
長岡康生氏(株式会社ヴァカボ 代表取締役)

【スケジュール】(変更の可能性あり)
13:30 開会
13:40 高橋宏輔氏 基調講演
14:15 農業ベンチャープレゼンテーション
15:00 パネルトーク
17:00 終了


スマート農業サミット2019が東京・SENQ京橋で開催

スマート農業サミット㏌宮崎の開催に先立ち、スマート農業サミット2019が東京都中央区にあるSENQ京橋で開催される予定だ。2019年6月から開催されている同イベントは、スマート農業の第一線で活躍しているゲストと参加者がさまざまな農業課題について討論を交わす予定だ。

4回目となる今回は、Society5.0の実現に向けた農業分野での先進技術活用を促し、農業の町・新富町にスマート農業の集積地をつくって食糧問題やフードロスといった世界の問題解決に取り組む。The CAMPusの代表理事を務める井本喜久氏をはじめ、株式会社ヴァカボの代表取締役である長岡康生氏、スマート農業実践者である福山望氏、地域おこし協力隊でパパイヤ研究家の岩本脩成氏らによるトークセッションを予定。「しんどい」「儲からない」というイメージで語られがちな農業について、最新の技術や知見を通じて儲かる産業であることを実証していく。

【開催概要】
スマート農業サミット2019
開催日時: 2019年9月27日(金)19:30〜21:30
会場:SENQ京橋
住所:東京都中央区京橋2丁目2−番1号 京橋エドグラン3階 サウス棟
料金:1人1,000円(試食・1ドリンク・交流会付き)
URL:https://peatix.com/event/1318013/

<参考リンク>
一般財団法人こゆ地域づくり推進機構
The CAMPus
株式会社ヴァカボ
株式会社ファーマーズ・ガイド
株式会社ソラシドエア
株式会社笑農和
Sagri株式会社
株式会社ファームオーエス
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便