小中学生を対象にした「未来の農業ロボットアイディアコンテスト2023」の募集がスタート

株式会社プロキッズは兵庫県姫路市と共同で、日本全国の小・中学生を対象に、農業分野が抱える課題を解決するアイデアを募る「未来の農業ロボットアイディアコンテスト2023」の募集を開始した。募集期間は2023年6月23日(金)~2023年9月29日(金)まで。


全国の小・中学生が対象


プロキッズは、STEAM教育を中心とした子ども向けのプログラミングスクールの運営などを手がける企業だ。STEAM教育とは、科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・芸術(Art)・数学(Mathematics)の頭文字を用いたもので、科学や技術、工学など21世紀型のスキルを育成する教育手法のことを指す。

兵庫県姫路市では、農業とテクノロジーの双方に精通した人材の育成が必要と考え、内閣府の地方創生推進交付金事業「スマート市民農園×STEAM教育による地域に根付くアグリテックの担い手育成事業」に取り組んでいる。

今回が3回目となる「未来の農業ロボットアイディアコンテスト」は、日本全国の小・中学生を対象に、農業の課題を解決できるような「未来の農業ロボット」のイラスト作品を募集するコンテストである。

応募作品のイメージ

審査のポイントは、「アイデアのオリジナリティ」「課題の具体性と解決策の妥当性」「プレゼンテーション力」の3つで、最優秀賞(1作品)、優秀賞(2作品)、特別賞(7作品程度)が予定されている。学校や団体での申し込みも受け付けているという。

受賞者の発表は2024年1月頃の予定で、受賞した作品は「アグリテック甲子園2023」の会場に展示される。

「アグリテック甲子園」の会場内に展示された受賞作品

募集要項

未来の農業ロボットアイディアコンテスト2023
募集期間:2023年6月23日(金)~2023年9月29日(金)
募集対象:日本に在住する小学1年生から中学3年生までの児童
応募方法:応募用紙(https://prokids.jp/act)に「タイトル」、「名前」、「イラスト」、「農業で困っていること」、「ロボットができること」の5点を記載し、画像ファイルで送信。
応募フォーム:
・個人での応募(https://prokids.jp/agrirobot_contest_2023)
・学校や団体での応募(https://prokids.jp/agrirobot_contest_2023_school)
入賞賞品:
・最優秀賞 Raspberry Pi 4(4GB)1台、ハーブティセット1個、表彰状
・優秀賞 ハーブティセット1個、表彰状
・特別賞 表彰状

「未来の農業ロボットアイディアコンテスト2023」
https://prokids.jp/press/agrirobot_contest2023
株式会社プロキッズ
https://prokids.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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