農業の未来を議論する技術フォーラム「超スマート社会に向けた農業 リ・エンジニアリング」が9月26日に開催

東京工業大学 超スマート社会推進コンソーシアムは、第8回 超スマート社会推進フォーラム「超スマート社会に向けた農業 リ・エンジニアリング」を2023年9月26日(火)に開催する。参加費は無料。東京工業大学のすずかけ台キャンパスおよびオンライン(Zoom)でのハイブリッド開催となっている。


持続可能な農業を支える革新的技術や最先端の知見を紹介


超スマート社会推進コンソーシアムは、東京工業大学が超スマート社会(Society 5.0)の実現を推進するために設立。国立研究開発法人、自治体、民間企業などから約50機関が参加している。

日本の農業が抱える課題を解決し、継続的に発展させていくためには、IoT、AI、ロボティクスなどの最先端技術を活用し、トータルシステムとしての農業経営全体のデジタル化を進めるとともに、生産・加工・流通・消費の全体を連携させる超スマート化が不可欠だという。

第8回 超スマート社会推進フォーラム「超スマート社会に向けた農業 リ・エンジニアリング」では、生産性と収益性が予測でき、持続可能な農業を支える革新的技術や最先端の知見を紹介する。また、パネルディスカッションでは、新たな農業に向けた課題や未来の社会システムにおける農業の在るべき姿を議論する。

コンソーシアム参加機関の技術的取り組みや活動を紹介するポスター展示と、すずかけ台キャンパスに構築しているスマート農業実証実験フィールドツアーも実施する。

東京工業大学すずかけ台キャンパス内にあるスマート農業実地フィールド

主なプログラムの内容は以下の通り。

来賓挨拶
佐藤 紳 氏(農林水産省)

基調講演
山田 正和 氏(全国農業協同組合連合会)

講演者
・眞岡 哲夫 氏(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)
・飯田 聡 氏(株式会社クボタ)
・高橋 秀治 氏(東京工業大学)

パネルディスカッション
ファシリテーター
山村 雅幸 氏(東京工業大学)
パネリスト
・眞岡 哲夫 氏(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)
・飯田 聡 氏(株式会社クボタ)
・藤本 幸佳 氏(株式会社トレスバイオ研究所)
・高橋 秀治 氏(東京工業大学)

ポスター展示
東工大工学院をはじめとした農業に関する技術展示

現地フィールドの見学
東京工業大学すずかけ台キャンパス内にあるスマート農業実地フィールドの見学

開催概要


第8回超スマート社会推進フォーラム「超スマート社会に向けた農業 リ・エンジニアリング」
日時:2023年9月26日(火)13:00~18:40※懇親会は18:50~20:00
対象:スマート農業に関心のある人
場所:東京工業大学のすずかけ台キャンパス(WEB会議システム「Zoom」を利用したオンライン配信あり)
住所:神奈川県横浜市緑区長津田町4259
料金:無料(懇親会費1000円※学生無料)
申込:https://www.sss.e.titech.ac.jp/event/sss-promotion-forum-20230926/

参考動画:SSS教育研究フィールド「スマート農業研究フィールド」紹介動画


超スマート社会推進コンソーシアム
https://www.sss.e.titech.ac.jp/
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WRITER LIST

  1. 加藤拓
    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
  2. 槇 紗加
    槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  3. 沖貴雄
    沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  4. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  5. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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