オプティム、ベトナム国営通信グループ「VNPT」とAIサービス、スマート農業分野で業務提携

株式会社オプティムは、ベトナムの国営通信グループ「Vietnam Posts and Telecommunications Group」と、ベトナムにおけるAIサービスおよびスマート農業分野における業務提携に関する覚書(MOU)を締結した。

VNPT President & CEO Pham Duc Long氏(右)とオプティム 代表取締役社長 菅谷俊二氏

オプティムはこれまでAI・IoTビッグデータプラットフォームのマーケットリーダーとして、農業分野や医療分野、建設分野などで「OPTiM Cloud IoT OS」を用いて、「第4次産業革命」を各分野に実現すべく、AIやIoTの活用を推進してきた。特に農業分野において、ピンポイント農薬散布・施肥テクノロジーに関する基本特許を取得し、国内を中心にスマート農業事業に取り組んでいる。

またVNPTは、ベトナム国営であり最大手(※)の通信グループとしてベトナム経済の発展のために、ICTインフラの設置・整備・およびインターネット普及などに取り組んでおり、近年では、AIを活用したスマートシティプロジェクトを発足し、スマート観光旅行、e-health、スマート交通、スマート農業に関する取り組みを開始している。

菅谷氏によるスピーチの様子

今回の業務提携では、オプティムが提供する「OPTiM AI Camera」などのAIサービスをカスタマイズした上で、ベトナムの各種店舗や施設へ導入し、マーケティング、セキュリティなどの領域で支援するサービス展開を目指す。また、スマート農業事業に関しては、米を中心に農産物の一大産地であるベトナムに、ピンポイント農薬散布テクノロジーおよびピンポイント施肥テクノロジーを導入することで農産物の生産性と品質を向上し、安心・安全な農産物の安定的な生産体系構築を目指すとしている。

両社のシナジーを最大限に発揮し、高度なAI技術を応用したベトナムにおける「OPTiM AI Camera」サービス、スマート農業事業の展開を通じて、現地の産業の発展と人々の健やかな暮らしの実現に貢献していく。

MOUを調印した時の様子

※2017年7月7日VNPT調べ、固定ブロードバンド市場において。http://www.vnpt.vn/en/News/NewsEvents/View/tabid/219/newsid/46714/seo/VNPT-accounts-for-47-of-the-fixed-broadband-market/Default.aspx

<参考URL>
Vietnam Posts and Telecommunications(ベトナム公式サイト)
株式会社オプティム


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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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