農水省、農産物の環境負荷低減の「見える化」を学べる研修会を全国7地区で開催

農林水産省は、農産物の環境負荷低減の取り組みの「見える化」について解説を行う研修会を開催すると発表した。対象者は生産者、流通・小売事業者、JA・地方自治体などの職員等で、全国7地区で開催される。


「見える化」の基礎から学べる


農林水産省は、生産者の温室効果ガス削減や生物多様性保全に貢献する環境負荷低減の取り組みを評価し、星の数でわかりやすくラベル表示して消費者に伝える「見える化」の本格運用を2024年3月より開始している。

消費者がラベルを見て環境負荷低減に資する農産物を選べるようにという願いを込め、使用するラベルは「みえるらべる」と名付けられた。現在、みえるらべるを表示した商品を販売する店舗等は570箇所を超えており、小売店や飲食店、オンライン販売など多様な業態で取り組みが広がりつつあるという。

今回行われる研修会は、「見える化」をさらに拡大するため、温室効果ガスの排出・吸収量や生物多様性保全の取り組みを評価・表示する方法の解説が行われる。また、すでに取り組んでいる事業者が登壇し、見える化の取り組みを始めたきっかけや取り組んで良かったこと等を紹介する。研修会の詳しい内容は以下の通り。

研修会の内容
(1)農産物の環境負荷低減の取り組みの「見える化」概要説明
(2)「見える化」に取り組む事業者からの事例紹介
(3)温室効果ガスの排出・吸収量と生物多様性保全の取り組みの算定シートの入力方法の解説・演習
(4)質疑

開催概要

1.北海道地区
日時:2024年11月27日(水)13:30~15:00
場所:TKP札幌ビジネスセンター赤レンガ前カンファレンスルーム5A(北海道札幌市中央区北4条西6-1毎日札幌会館5階)

2.東北地区
日時:20246年11月18日(月)13:30~15:00
場所:仙台合同庁舎A棟8階講堂(宮城県仙台市青葉区本町3-3-1)

3.関東地区
日時:2024年11月11日(月)13:30~15:00
会場:さいたま新都心合同庁舎2号館5階502会議室(埼玉県さいたま市中央区新都心2-1)

4.東海地区
日時:2024年12月24日(火)13:30~15:00
場所:東海農政局第1会議室(愛知県名古屋市中区三の丸1-2-2)

5.近畿地区
日時:2024年12月18日(水)13:30~15:00
場所:近畿農政局第1会議室(京都府京都市上京区西洞院通下長者町下る丁子風呂町)

6.中国・四国地区
日時:2024年11月25日(月)13:30~15:00
場所:広島合同庁舎2号館6階 中国四国農政局広島県拠点第1会議室(広島県広島市中区上八丁堀6-30)

7.九州地区
日時:2024年11月20日(水)13:30~15:00
場所:熊本地方合同庁舎A棟1階共用会議室(熊本県熊本市西区春日2-10-1)

※各地区において、Web会議システムを通じての参加も可能。

申込URL
北海道地区:https://questant.jp/q/ws_in_hokkaido
東北地区:https://questant.jp/q/ws_in_tohoku
関東地区:https://questant.jp/q/ws_in_kanto2
東海地区:https://questant.jp/q/ws_in_tokai
近畿地区:https://questant.jp/q/ws_in_kinki
中国・四国地区:https://questant.jp/q/ws_in_chugoku
九州地区:https://questant.jp/q/ws_in_kyushu

申込締切
北海道地区:2024年11月25日(月)17:00
東北地区:2024年11月14日(木)17:00
関東地区:2024年11月7日(木)17:00
東海地区:2024年12月20日(金)17:00
近畿地区:2024年12月16日(月)17:00
中国・四国地区:2024年11月21日(木)17:00
九州地区:2024年11月18日(月)17:00

なお、利用者登録を行った人には温室効果ガス簡易算定シートが配布される。研修会当日までに入力しておくことで、算定シートに関する個別の不明点等についても質疑の時間に質問できるという。


農林水産省
https://www.maff.go.jp/index.html
見つけて!農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」 ~温室効果ガス削減への貢献と生物多様性保全への配慮~
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/mieruka/mieruka.html
温室効果ガス簡易算定シート利用者登録
https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/kanbo/b_kankyo/santeiapply.html
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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