用語辞典

買付集荷(かいつけしゅうか)

買付集荷とは、卸売業者が生産者から生産物を買い付けて集荷すること。この方法では、生産物の価格は卸売業者との交渉により決定し、市場での価格は卸売業者が決定する。ちなみに、卸売業者が生産者から販売委託を受けて集荷することを「委託集荷」という。

化学肥料(かがくひりょう)

化学肥料とは、窒素・リン酸・カリウムのうち1種類以上を含む化学的合成された肥料のこと。例として、硫酸アンモニウム、尿素、過リン酸石灰などがある。

カラーチャート(からーちゃーと)

カラーチャートとは、主に果実のように成長に伴い色が変化する農作物の熟度や収穫時期を判定するための色の指標のこと。誰もが同じように見た目の色によって熟度を一般的な尺度として判別できることで、品質の安定化や向上に役立てられる。気温や高度、産地などによっても色の変化の時期などが異なるため、都道府県や地方単位のカラーチャートが販売されていることもある。

画像解析技術(がぞうかいせきぎじゅつ)

画像解析技術とは、カメラなどで撮影した画像データを、色や形状などから解析する技術のこと。人間の目視による分析もあるが、特にスマート農業では、AI(人工知能)を用いて害虫や生育状況などを分析する技術として活用が期待されている。

合筆(がっぴつ)

土地登記簿において、隣接するいくつかの土地を合併してひとつの土地とすること。ひとつの土地の単位を「筆」と呼び、まとまったひとつの土地を「一筆」と呼ぶ。畑などの農地の場合も同様。

GAP(ぎゃっぷ)

GAPとは、「Good Agricultural Practices」の略。GAPの日本語は「農業生産管理工程」。農業生産者が農作物の安全性や労働環境、環境への配慮などについて、第三者による認証を受けて初めて取得できる。2017年現在世界で約18万4900経営体、日本では480経営体が取得しており、年々増加傾向にある。

クラウド(くらうど)

クラウドとは、インターネット経由であらゆるアプリケーションやデータにアクセスできるサービスのこと。データの共有や複数デバイスからのアクセスが可能になる。農業においては、栽培ノウハウの共有などに活用されている。

クラウドファンディング(くらうどふぁんでぃんぐ)

クラウドファンディングとは、インターネットを通して財源の提供を呼びかける仕組み。英語はCrowdfunding。基本的には目標となる金額を設定し、その額に到達しない場合は実施できないが、目標金額に達していなくても実施するものなど様々なサービスがある。出資の方法には、金銭もしくは物品の見返りがあるタイプもあり、この場合は実質的にはその商品を購入する契約と同様。農業の場合は、特別なプロジェクトのほか、契約栽培的に実施するクラウドファンディングも登場している。

CRISPR/Cas9(くりすぱーきゃすないん)

CRISPR/Cas9とは、ゲノム配列のうち、任意の場所を削除/置換/挿入などすることができるゲノム編集ツールのひとつ。正式名称は、「Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeats CRISPR-AssociatedProteins 9」。

グローバルGAP(ぐろーばるぎゃっぷ)

グローバルGAPとは、「Global Good Agricultural Practices」の略。GAPの日本語は「農業生産管理工程」。農業生産者が農作物の安全性や労働環境、環境への配慮などについて、第三者による認証を受けて初めて取得できる。2017年現在世界で約18万4900経営体、日本では480経営体が取得しており、年々増加傾向にある。

契約栽培(けいやくさいばい)

契約栽培とは、消費者と農業従事者が特定の契約を結び、契約内容に応じて作物を育て、収穫し、消費者に届けること。個々の農家のほか、法人との契約、ネット通販の仕組みを用いた登録制のサービスなどもある。

ゲノム(げのむ)

ゲノムとは、DNAの中にある遺伝情報のこと。語源はドイツ語。その遺伝情報を知ることで、遺伝的な特性を改名したり、特質や病気の原因などを解明できると言われている。

国連食糧農業機関(こくれんしょくりょうのうぎょうきかん)

国連食糧農業機関とは、世界各国の食糧生産の改善、生活および栄養水準の向上等を目的とした国際連合の専門機関のひとつ。英語名は「Food and Agriculture Organization」で、略称は「FAO」。1945年に設立され、日本は1951年に加盟。2018年現在世界194カ国とEUが加盟している。

米騒動(こめそうどう)

米騒動とは、米の流通量の減少やそれにともなう価格高騰が起き、一般市民が米を入手しづらくなったことで起きる暴動のこと。主なきっかけは天候不順や天災などによる凶作、政治的な米の価格上昇など。特に日本は米が主食のため、米の収穫量や価格が低所得層を中心に大打撃をもたらし、歴史的にも幾度も米騒動が起きている。

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  1. 中村圭佑
    なかむらけいすけ。明治大学農学部卒業後、日本農薬株式会社に約7年勤務。その後、大手経営コンサルティング会社を経て、FOOD BOX(現在登記準備中)を2019年7月に起業。Facebook:https://www.facebook.com/foodboxjp/、Instagram:https://www.instagram.com/foodbox_jp/
  2. 百花繚乱
    趣味は料理、漫画、読書のミドルの男です。商社勤務で全国や海外を転々しているうちに、故郷に哀愁を覚え、約10年前に地元の農業関連会社にとらばーゆ。
  3. 藤本一志
    ふじもとかずし。大学・大学院の6年間を通して地域づくりと農業の活動に関わる。1年間のサラリーマン生活の後、学生時代から活動していた地域に移住し、2拠点居住を開始する。移住支援を通じた地域づくり活動に取り組む傍ら、兼業農家として稲作に取り組む。
  4. 松橋充悟
    松橋充悟(まつはし じゅうご)北海道十勝在住。高校卒業後にJAに入組。農業に触れていく中で、生産者の求めていることと『スマート農業』の取り組みに乖離を感じ、自分が農薬散布のドローンを活用した防除のプロセスモデルを作れればと思い、転職して農薬散布のドローンを始めました。現場の声を聴きながら協力していただき、ドローンの可能性を広げていきたいと思います。趣味は音楽。
  5. 平沢あや子
    料理家・フードコーディネーター・食育指導士・米粉マイスター 。 広告・雑誌・webなどの料理制作&スタイリング、企業へのレシピ提供、商品開発、メニュープランニングなどを手がける傍ら、自宅にて料理教室を主宰。