用語辞典

マルチスペクトルカメラ(まるちすぺくとるかめら)

マルチスペクトルカメラとは、人間の目では認識できない紫外線や赤外線などの不可視光線を記録できるカメラのこと。農作物に反射した光をマルチスペクトルカメラで撮影することにより、生育状況などを調べることができるようになる。

マルチング(まるちんぐ)

マルチングとは、畑の表面をプラスチックフィルム等で覆うこと。地温調節、水分保持、雑草や病害の防止のために行われる。単に「マルチ」とも呼ばれる。

ミニマム・アクセス米(みにまむあくせすまい)

ミニマム・アクセス米とは、1993年の世界貿易機構(WTO)によるガット・ウルグアイ・ラウンドでの農業協定により定められた、最低限輸入が義務付けられている米のこと。略称はMA米。日本は米の輸入を制限する措置を希望したため、タイ、米国、オーストラリア、中国などから年間約77万トンを輸入している。ちなみに、世界の輸出量1位はインドで1200万トン、日本の輸出量は12万トン(2018年〜2019年時点)。

明渠(めいきょ)

明渠とは、一般的に「側溝」と呼ばれるふたが開いたタイプの排水路のこと。

モーダルシフト(もーだるしふと)

モーダルシフト(modal shift)とは、トラック等による貨物輸送を、鉄道や船舶に切り替える物流手段の転換のこと。物流コスト削減をはじめ、自動車に比べてCO2排出などの環境負荷を大幅に軽減でき、長距離移動に必要な労働力不足の解消につながることから、国も積極的に推進している。

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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