スーパーでよく見る「輸入米」って何? カルローズやタイ米の違いとは

ニュースではお米の販売価格について毎日のように話題となっていますね。そんな中、スーパーでは日本産だけでなく、タイ米やカリフォルニア米など、世界各地の輸入米を見かけることが多くなりました。

農林水産省の米をめぐる参考資料(令和7年8月発表)によると、民間貿易による主食用米を輸入(枠外輸入)する動きが拡大しています。

今回は、手軽で経済的な選択肢のひとつとして注目される「輸入米」について、その種類や特徴を紹介していきましょう。


輸入米とは?



輸入米とは、国産米以外のお米を指し、主にアメリカやタイなどから輸入されています。

日本で流通している輸入米にはタイのジャスミンライス、インドやパキスタンのバスマティライスなど世界の食文化を担うお米のほかに、アメリカ・カリフォルニア生まれの「カルローズ」などがあります。

お米は大きさの規格名として短粒種、中粒種、長粒種に区別されています。日本国内で生産されているお米は、ほとんどが短粒種で、長粒種も生産されています。

短粒種、中粒種はジャポニカ種にあたり、長粒種はインディカ種、これらの中間種としてジャバニカ種があります。

  • 短粒種:国産米
  • 中粒種:カルローズ、アルボリオなど
  • 長粒種:バスマティライス・ジャスミンライスなど


代表的な輸入米の特徴と合う料理



カリフォルニア米(カルローズ)


アメリカ・カリフォルニア州で栽培されているお米。代表的な品種として、ジャポニカ系・中粒種の「カルローズ」が店頭に多く出回っています。

日本のお米に近い特徴がありながら、やや細長く、粘りが控えめでベタつかず、あっさりとした味わい。ソースやオイルとの相性が良いのでリゾットやサラダ、チャーハン、カレーに適しています。冷めても美味しく、おにぎり寿司にも合います。

炊飯器で炊く場合、お米を軽く水洗いしてから、水加減をお米の1.6〜1.7倍量ほど(目盛りより少々多め)にして炊くと、ふっくら・柔らかめの炊き上がりになります。


タイ米(ジャスミンライスなど)


タイで栽培される、長粒種・インディカ系のお米。水分と粘りが少なく、甘みは感じられないパラパラとした食感が特徴です。タイ米の最高級品の「ジャスミンライス」は、香りが強く、甘さと粘りが増します。

スープやカレーなど汁気の多い料理に浸して食べるのに適しています。カオマンガイ、ガパオライス、タイ風チャーハン、味の濃い料理によく合います。

炊飯器で炊く場合はさっと洗って、水加減はお米の1.1倍量が目安。鍋でお湯から8分ほど茹で、湯切りしてから鍋で水気を飛ばず「湯取り法」という炊き方も便利です。


バスマティライス


インドやパキスタンで多く栽培される、長粒種・インディカ系のお米。「バスマティライス」はインドの最高品種で、粘りが少ないパラパラとした食感が特徴です。

スパイスを効かせた炊き込みごはん料理・ビリヤニが有名。カレーにもよく合います。

炊き方は、30分以上浸漬してからお湯で7分ほど茹で、湯切りして10分蒸らします。蒸らし時間にバターを入れてもおいしいです。


輸入米のメリット・デメリット


長粒種のごはんは、炊き立てをチャーハンにしてもすぐにパラパラした食感に仕上げることができます。世界各国のお米料理も、その国の輸入米を使うことで本格的に再現しやすいです。

また、何度も水替えするような米とぎは不要で、加熱時間も短い特徴があります。比較的安価なうえ、光熱費の節約にも役立ちそうですね。

その一方で、国内産のお米と比べると、商品ごとに品質にばらつきがある可能性はあります。

また、「フードマイレージ」の観点では、輸送距離が長い輸入米はフードマイレージが大きく、温室効果ガスの排出につながることから、輸入米を選ぶ際には環境への思いやりも意識したいところです。


安全性は?



農林水産省が輸入する米穀については、産地国で試料を採取し、かび毒、重金属及び残留農薬、未承認の遺伝子組み換え米等の検査を行い、食品衛生法の基準等に適合した米のみを買い付けしています。

さらに船積み時の検査と、日本への到着時に厚生労働省が実施するモニタリング検査も行われ、その分析結果も公表されています。食品衛生法及び飼料安全法に基づく規制値、基準値を超えるものが出回ることはないと考えてよいでしょう。


輸入米は、国内産米の代わりとしてだけでなく、世界各国のお米料理を作るために適した食材として考えると、私たちの食生活をより豊かなものにしてくれそうですね。

料理の幅を広げる新しい選択肢として、自分の食卓に合った輸入米を選んでみてはいかがでしょうか。


参考
米をめぐる参考資料:農林水産省
農産物規格規程:農林水産省
輸入米麦のかび毒、重金属及び残留農薬等の分析結果

堀口泰子
栄養士。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。健康食育事業やアスリートサポートに従事。健康的で美味しく食べる食事術を伝える。講演、栄養指導、コラム執筆、レシピ、商品開発、料理講師など幅広く活動。離乳食から介護予防まで様々な食育活動のなかで、健康に役立つお米の食べ方を紹介。スポーツの現場ではジュニア育成と競技競技力向上ための心と体の成長に注力している。
HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/


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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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