仕事も勉強も集中したいなら、朝食に「ごはん」を選ぶべき理由

栄養士の堀口泰子です。

効率の良い仕事や勉強をするために、集中力は欠かせない要素ですね。集中力は生活習慣と深く関係していて、食事、睡眠、疲労、ストレスなどに影響を受けます。

今回は、一日の始まり、集中力を高める朝食についてご紹介しましょう。


集中力が下がるのはなぜ?


仕事や勉強をしていても、今日は集中力が続かない……。それはこのような原因かもしれません。

睡眠不足とストレス


睡眠不足は脳の機能を鈍化させて、集中力の低下を招きます。

また睡眠は、記憶の整理や疲労、ストレスから回復する時間です。回復が十分でないとメンタルや記憶力の低下にも影響するのです。

脳のエネルギー不足


集中力を司る脳は、多くのエネルギーを必要とします。脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖です。仕事や勉強でエネルギー消費が増えたときや、欠食やダイエット、特にご飯など炭水化物の制限で脳のエネルギー不足が起こると、集中力が続かないことがあります。

その他にも、たんぱく質やビタミン、ミネラル、エネルギー代謝や自律神経のバランスなども、集中力と深く関係しています。

脳は睡眠時間中もエネルギー消費を行っているため、特に朝食は枯渇したエネルギーを補給する重要なタイミングです。このように、朝食を欠食すると集中力を欠く大きな原因となるのです。

そんな朝食におすすめなのがお米です。

集中力アップ! 朝食に「ごはん」がおすすめな理由



朝食の炭水化物といえばパンやシリアルなどもありますが、なぜお米がおすすめなのでしょうか。

集中力アップの観点からお米のメリットを紹介します。

吸収が早い炭水化物


脳がブドウ糖をエネルギー源としているのは周知のとおりです。お米は脳のエネルギー源になるだけでなく、脂質が少ないため、消化吸収が早く、素早く脳にエネルギーが届きやすいのです。

脳のエネルギーが枯渇した朝食にお米を食べることは効率的といえそうです。

食後の眠気を防ぐ食物繊維


食後に強い眠気を感じた経験はありませんか。血糖値の急激な上昇がその原因の一つと言われています。

血糖値の急上昇でインシュリンの過剰分泌が起こると、血糖値は急激に低下します。そこから眠気を強く感じることがあるのです。

お米には食物繊維が含まれているので、血糖値の上昇は緩やかです。糖質の中でも食後の眠気によって起こる集中力の低下を防ぐ食材といえます。

さらに食物繊維が豊富な玄米は、食後の眠気が気になる方には特におすすめです。

脳の血流を増やす粒食


お米は粒食なので、パンや麺と比較するとよく噛めます。そしゃくをすると、胃や腸の活動が促され、体温が上昇して体が目覚めます。

そしゃくによって口内や頬の筋肉が動いたり、歯の下の膜が押されたりすることで、脳への血流が増えます。

このようによく噛んで食べることは、脳に届く酸素や栄養を増やすので、集中力を高める助けとなるのです。

集中力に役立つ栄養素が含まれる


お米に含まれるアミノ酸の一つにトリプトファンがあります。

幸せホルモンと呼ばれるセロトニンはトリプトファンから作られ、セロトニンは睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンに変化します。ストレス抵抗や睡眠の改善を促すことで、集中力の維持向上に役立ちます。

さらに、玄米の場合は、ストレス軽減に期待ができるとされるGABA、神経細胞間の情報伝達に関わるマグネシウム、脳機能に関わることから睡眠の改善やエネルギー代謝や細胞の再生、神経細胞の機能を正常に保つビタミンB群などが多く含まれています。


栄養は互いに補い合いながらその力を発揮します。

お米と合わせて

  • 野菜たっぷりの味噌汁
  • 納豆

などを組み合わせて献立にすることで、記憶の定着に役立つレシチン、自律神経の調整に役立つアミノ酸・チロシンなども補給することができます。

朝食の献立に白米や玄米を上手に取り入れて、集中力アップに役立ててみてはいかがでしょうか。

堀口泰子
栄養士。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。健康食育事業やアスリートサポートに従事。健康的で美味しく食べる食事術を伝える。講演、栄養指導、コラム執筆、レシピ、商品開発、料理講師など幅広く活動。離乳食から介護予防まで様々な食育活動のなかで、健康に役立つお米の食べ方を紹介。スポーツの現場ではジュニア育成と競技競技力向上ための心と体の成長に注力している。
HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/


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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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