新米と食べたい「秋なすと豚肉のしぎ焼き」【ごはんソムリエの簡単レシピ】

料理研究家でごはんソムリエの秋元です。この連載ではお米をおいしく食べるために“知っておくと役に立つお話”やレシピをお伝えします。

ごはんが進む!「秋なすと豚肉のしぎ焼き」


新米も出そろい、つやつやに炊きあがったごはん自体がごちそうの10月。白ごはんにのっけたら絶対美味しいよね〜というおかずを想像するだけで心踊ってしまいます。

今年は気候変動にともない、おなじみの秋の味覚が食卓に並ぶ時期や回数に大きく影響。そんな中、例年通り安定している秋なすを使って、今日は「しぎ焼き」をご紹介したいと思います。

「しぎ焼き」とは、なすの中をくり抜きシギの肉を詰めて焼いたものが元ですが、現代では油で焼いたり、炒めたなすに味噌を合わせたものが一般的です。

作り方の最大のポイントは、なすを炒めて油が無くなってしまった後に砂糖をふりかけること。なすから適度な水分が出てくるので、焦げることなく中までしっかりと火を通すことができるんですよ。

「秋なすと豚肉のしぎ焼き」の作り方


<材料(2人分)>
・なす:2本
・ピーマン:2個
・豚ばら肉(薄切り):100g
・ごま油:大さじ2
・砂糖、白いりごま:各大さじ1

A
・みそ、日本酒:各大さじ1
・しょうゆ:小さじ1/2

1.なすのヘタを切り落とし、間をあけて皮を剥く(とら剥きと言います)。


2.なすを1cm幅に切り水に浸し、ピーマンはヘタと種を取り除き乱切り、豚肉は一口大に切る。


3.フライパンでごま油を熱し、なすを並べて両面2分ほど焼いて端に寄せ、その他の具材も加える。


4.豚肉をほぐしながら炒め、砂糖をふりかける。


5.全体を炒め合わせながら、なすに火が通るまで炒める。


6.Aを加え水分がなくなるまで炒め、仕上げにごまをまぶす。


味噌味が白ごはんと相性抜群です。出来たてはもちろん、しっかりとした味付けでお弁当にも合いますので、この秋ぜひ作ってみてくだい。

■新米もいよいよ登場、安心・おいしい「スマート米」

全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米づくりをしている「スマート米」は、先進のIT技術を利用し、農薬や肥料の使用量を最小限に抑えて育てたお米です。特別栽培米や残留農薬不検出のお米も。各地のおいしい銘柄をラインナップしています。白米と同じように手軽に炊ける無洗米玄米もあります。お求めはスマート米オンラインショップ SMART AGRI FOOD  からどうぞ。

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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