「寝かせ玄米」にスマート米ごはんパックが登場!YUWAERU(結わえる)荻野代表にスマート米とのコラボについて聞きました


AIやドローン技術で農薬使用量を極力抑えたお米「スマート米®」のラインナップに、待望のパックご飯が登場しました。

このパックご飯「国産スマート米 寝かせ玄米®ごはん」は、スマート米の技術によって農薬削減を実現したお米を、もちもちでおいしく食べられる玄米として大人気の「寝かせ玄米」の製法でパックご飯にした、コラボ商品となっています。

「寝かせ玄米」のパックご飯は、手軽においしく玄米が食べられることから、累計出荷食数1000万食突破(2022年7月31日現在)という大ヒット商品。

この「寝かせ玄米」のおいしさの秘密を、「寝かせ玄米」を考案して起業した株式会社結わえるの代表・荻野芳隆さんに、おいしい玄米食で大人気のYUWAERU本店(東京・蔵前)にてインタビューしました。

また、今回発売された「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」についても、スマート米を販売している株式会社オプティムの大澤 淳さんにも加わっていただき、開発背景やそれぞれの商品への思いを聞きました。

▲「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」
<お話を伺った方>
株式会社結わえる 代表取締役CEO 荻野芳隆さん
株式会社オプティム 農業事業部ゼネラルマネージャー 大澤 淳さん

「玄米で食生活を変える!」YUWAERU(結わえる)のミッション


——まずは、「寝かせ玄米」を開発された株式会社結わえるの荻野代表に伺います。そもそも、YUWAERU(結わえる)を立ち上げたのはどんな思いからだったのですか?

荻野さん(以下、敬称略):2009年の創業以来、世の中の健康問題を解決したいという思いでずっとやっています。そして、それは持続可能な世の中じゃないと意味がないと考えています。

ひとは、食べるもので病気にもなるし健康にもなります。健康問題を解決するために食べものを変えるなら、もっともインパクトがあるのは主食です。主食を、精製された白米や真っ白な小麦粉のパンから、栄養価の高い玄米や全粒粉のパン・めんに変える。つまり、主食を白色から茶色に変えようということを広めていきたい。そのために作り上げたのが「寝かせ玄米」という炊飯手法です。

▲結わえる 代表取締役CEO 荻野芳隆さん

伝統×現代の良さを「結わえる」


荻野:「結わえる」の社名の由来は、日本の素晴らしい伝統文化と現代の感覚やセンス、ライフスタイル、技術などを取り入れて“結びつける”ということです。

実は、中・高校生のころは日本が嫌いでした。ダサいと思っていました。社会は閉塞感でいっぱいで暗かった。尾崎豊やザ・ブルーハーツが、そんな社会のことを歌っていて共感していました。

それで、日本を飛び出して世界中を旅してみたら、逆に日本の素晴らしさに気づいたんですね。47都道府県すべて旅してまわり、伝統工芸や地場の製造業など特に地方の魅力に惹かれました。都市一極集中で地方が衰退するなか、技術やデザイン、マーケティングのちからでお手伝いしたいとコンサルティング業につきました。

コンサルとして日本の伝統食品メーカーさんと関わる中、食事療法や体質改善の先生や、それに取り組んで改善している方々などと出会い、健康や生活習慣病と食の大きな関係性を目の当たりにしました。食で健康問題を解決するというミッションとの出会いです。

病気にならない食生活が、世の中に広まっていかないと我々人類も地球も未来はないという使命感をもって会社を運営しています。

▲結わえる本店(東京・蔵前)

▲本店では寝かせ玄米を使った定食も提供している

2年かけて作り上げた「寝かせ玄米」


——もっちもちで、まるでもち米のような「寝かせ玄米」のおいしさに驚きます。「寝かせ玄米」について教えてください。

荻野:栄養価の高い玄米を食事に取り入れてもらうためには、なによりも玄米をおいしく食べられることが必要でした。

そこでコンサルティングの仕事をしながら、自宅で研究開発し、2年かけて完成させたのが「寝かせ玄米」です。玄米のおいしさを追求した製法で、圧力をかけてやわらかく炊き、食感と味わいを引き出しました。圧力炊飯が必須で、保温熟成して寝かせて余分な水分を飛ばしてもっちもちの食感にすることもおいしさのポイントです。

炊き方は公開していて、専用の圧力鍋・保温ジャーの販売や、お店での炊き方教室も毎月開催しています。

パック化、そして量産化に挑んだ「寝かせ玄米ファクトリー」


——手軽に食べられる常温保存可能なパックは、忙しい毎日でとてもありがたいです。寝かせ玄米ごはんパックが誕生した背景をお聞かせください。

荻野:「一日一膳、玄米生活」というのをおすすめしているんですけれども、どんなライフスタイルのひとでも実践できるように、便利さとしてパックごはんは絶対に必要だと考えていました。

レトルトパックは設備投資がものすごく高いので、最初は冷凍パックを販売していたんです。でも、冷凍パックは冷凍庫を占拠するんですよ。「冷凍庫に入りきらない」なんてお声をいただいたりして。


それで会社設立4~5年目で無謀とも言える挑戦でしたが、2014年に初めて当時の年商くらいを投資して、板橋区の高島平に製造工場をつくりました。

その後、さらなる量産化のために1700坪の敷地の「寝かせ玄米ファクトリー」(茨城・稲敷)を立ち上げ、現在理論上は百数十万食の製造が可能になりました。

量産化の実現は、とても大変でした。寝かせ玄米は、圧力炊飯してからパックに充填します。もっちもちなので、充填がすごく大変なんです。ファクトリーでの圧力炊飯も充填も、機械メーカーさんと一緒にオリジナルの機械を開発した特許技術です。

特別栽培米で持続可能な「一日一膳、玄米生活」を


——「寝かせ玄米」には契約農家の「特別栽培米」を使用していると伺いました。特に「特別栽培米」を選ばれている理由をお聞かせください。

荻野:農業に携わるようになって、いまのところ「特別栽培米」がいちばん持続可能じゃないかなと思っているんですね。栽培方法、手間・生産コスト、収量そして販売価格、そのすべてのバランスがとれているお米だと考えています。

特別栽培米とは、地域で行われている慣行的な栽培方法と比べて、節減対象農薬の使用回数が5割以下、化学肥料の窒素成分量が5割以下という基準を満たしたお米のことです。“5割以下”といっても、例えば50%もあれば1%もあり、どちらも特別栽培米と名乗ることはできます。

うちの契約農家さんは、化学肥料も農薬も98%くらいカットして栽培しています。農薬は、除草剤を一回撒くだけ。化学肥料は、苗を育てるときに少し使うくらいでほぼありません。

毎年、社員も取引先もお客さんも一緒に、契約農家さんと手で田植えして手で草むしりして手で刈るというイベントをやっています。そういったところで興味を持って、適正な価格でよいものを買うっていう世の中になっていけば、農業ももっとよくなっていくだろうなと思うんです。



持続可能性でつながった「スマート米」と「寝かせ玄米」


——今回発売された「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」では、オプティムのスマート米玄米が使われました。YUWAERU(結わえる)とオプティムのコラボレーションはどのように実現したのでしょうか?

大澤さん(以下、敬称略):オプティムは、IT×農業の事業を展開しております。

例えば、生産者の方々に、無償でドローンや解析システムを提供させていただき、ドローンで田んぼを撮影し、必要なとき、必要なタイミング、必要な場所を解析して、ピンポイントで農薬を散布する。これにより農薬の回数や量を削減するといった取り組みを行っています。

IT×農業を通して、地域における生産体系自体の持続可能性を高め、効率化を進めると同時に、作ったものを買い取って流通させるところまでやって、農業が儲かるということを実現したい。厳しい、儲からないと言われる農業という産業自体を、ITができることで変えたいという思いでやっています。

▲オプティム 大澤 淳さん(右)
そのなかで、生産者という川上から産業を見つめなおすことに強みがある一方で、食べ方の提案がまだ足りないと感じていました。時間がないひとにおいしくかつ健康的な食べ方を提案するために、パックごはんも検討したいと考えていましたが、なかなかこれはという方法がみつかりませんでした。

消費者の健康問題を通して持続可能性にフォーカスしている結わえるさんとオプティムのスマート米は、アプローチ手法は違えど、「食」と「農」の切口から実現しようとする理念が非常に似ていて、是非お取りくみしたい、何よりも我々の安心あんぜんなスマート米を、おいしくお届けしたいということでご相談し、今商品が実現することになりました。


2022年2月末に販売開始し、すべてインターネット直販で販売しているのですが、計画通りに完売しました。

購入してくださった方々は、おいしさだけでなくスマート米を通して、食の安心あんぜんや、日本の農業について考えてくださっている方が多いのかなという手応えです。こういったお客様が増えてきている事を踏まえ、更に訴求方法を考えながら、今後も増産を目指していきたいです。

生産者の方たちにとっても、自分の作ったお米がこういうかたちでたくさんの消費者に届いて喜んでもらっていることを知ることができ、消費を直接考えるきっかけとしてよい取り組みになりました。


荻野:農業をITのちからで変えるって、めちゃくちゃよいと思うんですよね。

ずっと変わらない米の作り方が、気候や温度の情報をデータ化して、ドローンで撮影して必要なところだけ農薬を使う。農薬削減にもつながるし、収量も上がるでしょう。

農業でしっかり儲けるということにITは欠かせない。寝かせ玄米は、日本中どのお米でも作れますので、農家さんが効率よく楽になるようなノウハウを全国に広めていただければ、各地のスマート米で玄米ご飯パックを作ることができます。

おいしいから食べる。玄米の魅力


——できあがった「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」のお味はいかがでしたか?

大澤:「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」は、結わえるさんの寝かせ玄米オリジナル商品とは異なり小豆などは入っていないシンプルな玄米です。

おかずと合わせやすいというのと、圧力を掛けて発生した甘みと製造工程で加えた食塩の塩味のバランスが絶妙で、とてもおいしいです。

実は社内で、このパックごはんができて初めて玄米を食べるようになったというスタッフもいたほどです。おいしいと好評で、「だから大澤さんは玄米推しなんですね」なんて言われました(笑)


——改めて「寝かせ玄米」のおいしい食べ方を教えていただけますか?

荻野:玄米というと、最初はどうしても特別な食べ物のように考えてしまうと思うんですけど、いちばんお伝えしたいことは、食べ方としては白米と何も変わらないですよということです。

カレーライスでもいいし、冷凍の牛丼のもとをかけて食べてもよいし、納豆だけでもよい。中華でも韓国でもよい。みなさんがふだん食べている白米を、ただただ玄米にチェンジするだけ。

米を食べる国の料理は、米に合うように進化してきているので何でも合いますね。アジア料理や、パエリアとかリゾットを食べる国の料理も合います。

僕も何も気にせず、ただおかずがあって主食は玄米という感じです。意外と、卵かけごはんも合いますよ。明太子おむすびとかも最高においしいですね。個人的にすごい好きです。

——明太子おむすび、最高においしそうです! 本日は、色々とお話をお聞かせくださりありがとうございました。


生産者と消費者それぞれの持続可能性を追求しつづける両社が出会い生まれた「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」。そのおいしさの向こうには、よりよいお米を作ろうとする生産者の努力や、健康問題や産業の課題に真摯に向き合い、さまざまな挑戦を積み重ねてきた姿がありました。

玄米が初めての方はもちろん、苦手意識のある方、もっと気軽に玄米を食べたい方、家族みんなにあんしんなお米を選びたい方など、さまざまな方におすすめの寝かせ玄米。パックの「寝かせ玄米ごはん」から、日々の食卓に玄米を取り入れてみてはいかがでしょうか。

商品情報

「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」
・1パック160g、1ケース12パック入り
・参考販売価格:1ケース3580円(税込)
https://smartagrifood.jp/?pid=167360061

※「寝かせ玄米」は、株式会社結わえるの登録商標です。
※「スマート米」は、株式会社オプティムの登録商標です。

株式会社 結わえる
https://www.yuwaeru.co.jp/
株式会社オプティム
https://www.optim.co.jp/


■レンジでかんたん「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」

SMART AGRI FOODから発売しているパックごはん「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」は、電子レンジで約2分温めるだけでもっちもち食感のおいしい玄米が食べられるレトルトごはんです。

圧力釜で炊き上げた後、3~4日寝かせる「寝かせ玄米(R)」の製法で仕上げているので、玄米特有の食べにくさがありません。お弁当に持っていく方、家族の中で自分だけ玄米を食べるという方にもおすすめです。


「スマート米」とは
全国各地のこだわりの農家さんと共にスマート農業を活用し、農薬の使用量を抑えて育てています。
玄米の状態で第三者機関の検査により「残留農薬不検出」と証明されたお米、農林水産省ガイドライン「節減対象農薬50%以下」のお米、そして「特別栽培米」も選ぶことができ、家族みんなにあんしんなお米です。

お求めはスマート米オンラインショップ SMART AGRI FOOD  からどうぞ。

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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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