【玄米の炊き方】炊飯器?圧力鍋?どれが一番簡単?

栄養士の堀口です。

玄米はどのように炊いていますか?

さまざまな炊き方がありますが、玄米を継続するためにも、ライフスタイルに合った炊飯方法を見つけたいですね。

そこで圧力鍋、土鍋、炊飯器、それぞれで玄米を炊いた場合の違いやメリットを比較してご紹介します。

圧力鍋


スピード:◎
手軽さ:○
炊き上がり:もっちりしっとり


時短、もっちりの炊き上がりなら圧力鍋がダントツ1位! 加圧後の加熱時間は15〜20分です。


圧力鍋は高温で調理するので、外側の硬い皮までしっかり柔らかくなります。

少ない水で炊飯するため、沸騰までの時間が短く、火を止めた後の余熱調理が特徴です。火を使う時間が短いので、ガスや電気の節約に。

炊き上がりはもっちりと柔らかく、深みのある味わいです。圧力鍋は扱いに慣れてしまえば、想像以上に簡単です。

▼炊き方はこちら
栄養満点の玄米のふっくらおいしい炊き方~炊飯器・圧力鍋~


土鍋


スピード:○
手軽さ:○
炊き上がり:甘くふっくら

炊き上がりの甘さとおこげは土鍋ならでは! 加熱時間は蒸気が出てからおよそ30分です。


土鍋は満遍なく熱を伝えるので、お米の甘味を引き出して美味しく炊くことができます。

炊飯量に合わせた大きさの土鍋を準備する必要がありますが、炊飯時間は炊飯器よりも短く便利です。何よりもおこげが毎回楽しめるのがうれしいですね。

▼炊き方はこちら
玄米の土鍋での炊き方、7号の土鍋なら何合炊ける?


炊飯器


スピード:○
手軽さ:◎
炊き上がり:ふっくら・炊き分け可能

手軽さなら炊飯器! 炊飯時間は、玄米モードなら70分~およそ1時間半。


白米モードよりも低い火力でゆっくり炊くように設計されている「玄米モード」機能が搭載されている場合は、活用するのがおすすめです。

高圧でもっちり炊ける機種も増えています。

炊飯時間は長めですが、炊飯器任せで炊き上がるのは大変便利です。

▼炊き方はこちら
玄米のおいしい炊き方<炊飯器編>水の量や浸漬時間は?


もっと手軽に炊きたいなら「無洗米玄米」や「パックご飯」


いずれの調理器具でも、玄米を美味しく炊飯するためにはしっかり浸漬することが大切です。

時間がない場合は、それほど長く浸漬する必要がない無洗米玄米や、レンジでチンするだけで食べられるパックご飯なども常備しておくと便利です。


いかがでしたか。玄米は炊き方のコツがわかると、どの調理器具でも手軽に炊飯することができます。ライフスタイルにあわせて継続できる炊き方をぜひ見つけてみてくださいね。

玄米は健康的な食生活に繋がるだけでなく、胚芽や糠層などお米の栄養を余すことなく丸ごと活用できます。また、お米を食べて健康的な食生活を送ることが、実は農家さんを応援し、これからの日本のより良い環境や社会に貢献する持続可能な取り組みも担っています。

今回紹介した炊き方を参考に、おいしく健康的な玄米ごはんを楽しんでいただけたらうれしいです。

堀口泰子
栄養士。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。健康食育事業やアスリートサポートに従事。健康的で美味しく食べる食事術を伝える。講演、栄養指導、コラム執筆、レシピ、商品開発、料理講師など幅広く活動。離乳食から介護予防まで様々な食育活動のなかで、健康に役立つお米の食べ方を紹介。スポーツの現場ではジュニア育成と競技競技力向上ための心と体の成長に注力している。
HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/


■レンジでもちもちの玄米が食べられる!パックごはん「寝かせ玄米ごはん」


SMART AGRI FOODのパックごはん「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」は、電子レンジで約2分温めるだけでもちもち食感のおいしい玄米が食べられるレトルトごはんです。

圧力釜で炊き上げた後、3~4日寝かせる「寝かせ玄米®」の製法で仕上げているので、玄米特有の食べにくさがありません。

忙しい方や、お弁当に持っていく方、家族の中で自分だけ玄米を食べるという方も、いつでも手軽にふっくら玄米をお召し上がりいだだけます。

玄米パックごはんが毎月届く!おトクな定期便


パックごはん「国産スマート米 寝かせ玄米ごはん」が毎月届く定期便もございます。

初回は50%OFF、2カ月目以降も定期便だけのお得な特別価格でお届け!

定期便なら買い忘れなくお得に玄米食を続けられます。

■玄米食を始めるなら白米のように炊ける「無洗米玄米」がおすすめ!


長時間の浸水や水加減など、何かと手間のかかる玄米の炊飯。玄米ごはんを無理なく続けたい方や玄米初心者の方は、炊きやすく加工した「無洗米玄米」がおすすめです。

SMART AGRI FOODから発売しているスマート米の「無洗米玄米」は、玄米の栄養価はほとんどそのままに、浸水時間もなく炊飯器の白米モードで炊ける玄米です。

いつでもふっくらおいしい玄米が炊けるので忙しい方にもおすすめです。

「スマート米」とは
全国各地のこだわりの農家さんと共にスマート農業を活用し、農薬の使用量を抑えて育てたお米です。玄米の状態で第三者機関の検査により「残留農薬不検出」と証明されたお米がそろいます。

各地の人気銘柄から、あまり見かけない貴重な銘柄をラインナップ。

お求めはスマート米オンラインショップ SMART AGRI FOOD  からどうぞ。

SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便