ごはんソムリエが教える炊飯器の選び方! サイズや種類のおすすめは?
料理研究家でごはんソムリエの秋元です。この連載ではお米をおいしく食べるために“知っておくと役に立つお話”やレシピをお伝えします。
ネットや家電量販店でもズラっと並ぶ炊飯器。中には10万円を超えるようなものもあり、デザインや機能、サイズも様々で、選ぶのはとても難しいですよね。美味しいお米を美味しいごはんにするためには道具選びも大切です。
今回は価格やデザイン以外の炊飯器選びに大切なポイントをお伝えしたいと思います。
炊飯器は加熱方法によって4種類に分けられています。
名前の通り、ガスを使って内釜を加熱する炊飯器です。高火力で短時間に炊飯でき、かまど炊きに近い炊き上がりが魅力。ただ、ガス栓と炊飯器をつなぐ必要があるため、置き場所が限られること、オール電化の家庭では使用できないことから、設置が難しいケースも多く、家庭向けの商品数は限られています。
炊飯器の底面にあるヒーターで内釜を加熱する炊飯器です。炊飯器の中では最もリーズナブルで軽量なタイプ。底の部分のみを加熱するため、全体に熱が伝わりにくいという欠点があり、大容量の炊飯には向きません。炊き上がりはあっさりめ。1〜2人暮らし向けのデザイン性を重視したものが多いのも特徴です。
IHコイルで内釜全体を加熱する炊飯器で、最も商品数の多いタイプです。コイルの配置、内釜の素材や形状で熱の伝わり方に違いが出るため、各社こだわりを持っています。また大容量の炊飯も可能なため、ファミリー向けの商品も充実しています。
IH炊飯器に圧力機能をプラスした高機能炊飯器です。IHでの加熱に圧力が加わることで、米を糊化させる100度以上の高温炊飯を実現しています。沸騰状態を維持し、お米の甘みや旨みを引き出すほか、モチモチとした炊き上がりになるのも特徴です。
最近では、甘みや旨みはそのままにしゃっきりとした炊き上がりにできるなど、好みに応じた炊き上がりを選択できるものも。価格的には最も高価な最上位機種です。
炊飯器は「3合炊き」、「5.5合炊き」という表示で販売されていますが、それがお茶碗何杯分くらいのごはんになるのかご存知ですか? ごはんの量と人数の目安を元にサイズを選びましょう。
ごはんの量
1合のお米=お茶碗約2杯分のごはん
3合のお米=お茶碗約6杯分のごはん
5合のお米=お茶碗約10杯分のごはん
対応人数の目安
3合炊き炊飯器:1〜2人向け
5.5合炊き炊飯器:4人以上、またはまとめて炊いて冷凍したい方向け
「炊飯器の容量いっぱいにごはんを炊くとおいしくない」「3合炊きの炊飯器で3合炊くより5.5合炊きの炊飯器で3合炊いた方がおいしい」こんなことを聞いたことはありませんか?
いろいろな情報が出ていますが、今回各メーカーさんに確認を取ったところ、各社で設計が異なりました。
中には「容量に対して少なめで炊くのがおすすめ」とするメーカーさんもありましたが、容量いっぱいに炊飯しても同様の炊き上がりになるよう、また少量の炊飯でも火力を調節しておいしく炊飯できるよう設計している炊飯器もありますので、こちらも購入時に確認しましょう。
玄米やおかゆ炊き対応、銘柄ごとの炊き分けやお好みに合わせた炊飯、長時間保温が可能なスチーム機能があるもの、蒸気レスで置き場所を選ばないもの、お手入れの簡便さなど、重視する機能を確認してみましょう。
今回は炊飯器を選ぶ際のポイントをご紹介しましたが、ごはんは嗜好品のため、慣れ親しんだしゃっきりごはんを食べていた方が、圧力IHのもちもち食感のごはんを食べてもおいしいと感じないこともあります。
買い替えを行う場合には、まず今使用している炊飯器がどのタイプか、そして自分はこんなごはんが好きだ! ということを知り、ライフスタイルを加味して炊飯器の機能をチェックすると良いでしょう。
今年の新米は、どの産地のどんな銘柄のお米を選びますか? お米を選ぶときは、自分好みの味わいだけでなく“栽培方法”も大事なポイントです。農薬や化学肥料の使用量を抑えて育てられた、子どもや家族みんなにあんしんなお米を選びたいですね。
全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米づくりをしている「スマート米」は、先進のIT技術を利用し、農薬の使用量を最小限に抑えたお米です。特別栽培米や残留農薬不検出のお米、白米と同じように手軽に炊けると人気の「無洗米玄米」もそろっています。
おなじみのコシヒカリから、ご当地で人気の銘柄までをラインナップ。
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ネットや家電量販店でもズラっと並ぶ炊飯器。中には10万円を超えるようなものもあり、デザインや機能、サイズも様々で、選ぶのはとても難しいですよね。美味しいお米を美味しいごはんにするためには道具選びも大切です。
今回は価格やデザイン以外の炊飯器選びに大切なポイントをお伝えしたいと思います。
炊飯器にはどんな種類があるの?
炊飯器は加熱方法によって4種類に分けられています。
1. ガス炊飯器
名前の通り、ガスを使って内釜を加熱する炊飯器です。高火力で短時間に炊飯でき、かまど炊きに近い炊き上がりが魅力。ただ、ガス栓と炊飯器をつなぐ必要があるため、置き場所が限られること、オール電化の家庭では使用できないことから、設置が難しいケースも多く、家庭向けの商品数は限られています。
2. マイコン炊飯器
炊飯器の底面にあるヒーターで内釜を加熱する炊飯器です。炊飯器の中では最もリーズナブルで軽量なタイプ。底の部分のみを加熱するため、全体に熱が伝わりにくいという欠点があり、大容量の炊飯には向きません。炊き上がりはあっさりめ。1〜2人暮らし向けのデザイン性を重視したものが多いのも特徴です。
3. IH炊飯器
IHコイルで内釜全体を加熱する炊飯器で、最も商品数の多いタイプです。コイルの配置、内釜の素材や形状で熱の伝わり方に違いが出るため、各社こだわりを持っています。また大容量の炊飯も可能なため、ファミリー向けの商品も充実しています。
4. 圧力IH炊飯器
IH炊飯器に圧力機能をプラスした高機能炊飯器です。IHでの加熱に圧力が加わることで、米を糊化させる100度以上の高温炊飯を実現しています。沸騰状態を維持し、お米の甘みや旨みを引き出すほか、モチモチとした炊き上がりになるのも特徴です。
最近では、甘みや旨みはそのままにしゃっきりとした炊き上がりにできるなど、好みに応じた炊き上がりを選択できるものも。価格的には最も高価な最上位機種です。
サイズはどう選ぶ?
炊飯器は「3合炊き」、「5.5合炊き」という表示で販売されていますが、それがお茶碗何杯分くらいのごはんになるのかご存知ですか? ごはんの量と人数の目安を元にサイズを選びましょう。
ごはんの量
1合のお米=お茶碗約2杯分のごはん
3合のお米=お茶碗約6杯分のごはん
5合のお米=お茶碗約10杯分のごはん
対応人数の目安
3合炊き炊飯器:1〜2人向け
5.5合炊き炊飯器:4人以上、またはまとめて炊いて冷凍したい方向け
ごはんは炊飯器の容量より少なめに炊いた方がおいしい?
「炊飯器の容量いっぱいにごはんを炊くとおいしくない」「3合炊きの炊飯器で3合炊くより5.5合炊きの炊飯器で3合炊いた方がおいしい」こんなことを聞いたことはありませんか?
いろいろな情報が出ていますが、今回各メーカーさんに確認を取ったところ、各社で設計が異なりました。
中には「容量に対して少なめで炊くのがおすすめ」とするメーカーさんもありましたが、容量いっぱいに炊飯しても同様の炊き上がりになるよう、また少量の炊飯でも火力を調節しておいしく炊飯できるよう設計している炊飯器もありますので、こちらも購入時に確認しましょう。
機能やお手入れ方法も要チェック!
玄米やおかゆ炊き対応、銘柄ごとの炊き分けやお好みに合わせた炊飯、長時間保温が可能なスチーム機能があるもの、蒸気レスで置き場所を選ばないもの、お手入れの簡便さなど、重視する機能を確認してみましょう。
今回は炊飯器を選ぶ際のポイントをご紹介しましたが、ごはんは嗜好品のため、慣れ親しんだしゃっきりごはんを食べていた方が、圧力IHのもちもち食感のごはんを食べてもおいしいと感じないこともあります。
買い替えを行う場合には、まず今使用している炊飯器がどのタイプか、そして自分はこんなごはんが好きだ! ということを知り、ライフスタイルを加味して炊飯器の機能をチェックすると良いでしょう。
■せっかく新米を選ぶなら「あんしん」にこだわりませんか
今年の新米は、どの産地のどんな銘柄のお米を選びますか? お米を選ぶときは、自分好みの味わいだけでなく“栽培方法”も大事なポイントです。農薬や化学肥料の使用量を抑えて育てられた、子どもや家族みんなにあんしんなお米を選びたいですね。
全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米づくりをしている「スマート米」は、先進のIT技術を利用し、農薬の使用量を最小限に抑えたお米です。特別栽培米や残留農薬不検出のお米、白米と同じように手軽に炊けると人気の「無洗米玄米」もそろっています。
おなじみのコシヒカリから、ご当地で人気の銘柄までをラインナップ。
お求めはスマート米オンラインショップ SMART AGRI FOOD からどうぞ。
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