ごはんソムリエが教える炊飯器の選び方! サイズや種類のおすすめは?

料理研究家でごはんソムリエの秋元です。この連載ではお米をおいしく食べるために“知っておくと役に立つお話”やレシピをお伝えします。

ネットや家電量販店でもズラっと並ぶ炊飯器。中には10万円を超えるようなものもあり、デザインや機能、サイズも様々で、選ぶのはとても難しいですよね。美味しいお米を美味しいごはんにするためには道具選びも大切です。

今回は価格やデザイン以外の炊飯器選びに大切なポイントをお伝えしたいと思います。


炊飯器にはどんな種類があるの?


炊飯器は加熱方法によって4種類に分けられています。

1. ガス炊飯器


名前の通り、ガスを使って内釜を加熱する炊飯器です。高火力で短時間に炊飯でき、かまど炊きに近い炊き上がりが魅力。ただ、ガス栓と炊飯器をつなぐ必要があるため、置き場所が限られること、オール電化の家庭では使用できないことから、設置が難しいケースも多く、家庭向けの商品数は限られています。

2. マイコン炊飯器


炊飯器の底面にあるヒーターで内釜を加熱する炊飯器です。炊飯器の中では最もリーズナブルで軽量なタイプ。底の部分のみを加熱するため、全体に熱が伝わりにくいという欠点があり、大容量の炊飯には向きません。炊き上がりはあっさりめ。1〜2人暮らし向けのデザイン性を重視したものが多いのも特徴です。

3. IH炊飯器


IHコイルで内釜全体を加熱する炊飯器で、最も商品数の多いタイプです。コイルの配置、内釜の素材や形状で熱の伝わり方に違いが出るため、各社こだわりを持っています。また大容量の炊飯も可能なため、ファミリー向けの商品も充実しています。

4. 圧力IH炊飯器


IH炊飯器に圧力機能をプラスした高機能炊飯器です。IHでの加熱に圧力が加わることで、米を糊化させる100度以上の高温炊飯を実現しています。沸騰状態を維持し、お米の甘みや旨みを引き出すほか、モチモチとした炊き上がりになるのも特徴です。

最近では、甘みや旨みはそのままにしゃっきりとした炊き上がりにできるなど、好みに応じた炊き上がりを選択できるものも。価格的には最も高価な最上位機種です。

サイズはどう選ぶ?


炊飯器は「3合炊き」、「5.5合炊き」という表示で販売されていますが、それがお茶碗何杯分くらいのごはんになるのかご存知ですか? ごはんの量と人数の目安を元にサイズを選びましょう。

ごはんの量
1合のお米=お茶碗約2杯分のごはん
3合のお米=お茶碗約6杯分のごはん
5合のお米=お茶碗約10杯分のごはん

対応人数の目安
3合炊き炊飯器:1〜2人向け
5.5合炊き炊飯器:4人以上、またはまとめて炊いて冷凍したい方向け

ごはんは炊飯器の容量より少なめに炊いた方がおいしい?


「炊飯器の容量いっぱいにごはんを炊くとおいしくない」「3合炊きの炊飯器で3合炊くより5.5合炊きの炊飯器で3合炊いた方がおいしい」こんなことを聞いたことはありませんか?

いろいろな情報が出ていますが、今回各メーカーさんに確認を取ったところ、各社で設計が異なりました。

中には「容量に対して少なめで炊くのがおすすめ」とするメーカーさんもありましたが、容量いっぱいに炊飯しても同様の炊き上がりになるよう、また少量の炊飯でも火力を調節しておいしく炊飯できるよう設計している炊飯器もありますので、こちらも購入時に確認しましょう。


機能やお手入れ方法も要チェック!


玄米やおかゆ炊き対応、銘柄ごとの炊き分けやお好みに合わせた炊飯、長時間保温が可能なスチーム機能があるもの、蒸気レスで置き場所を選ばないもの、お手入れの簡便さなど、重視する機能を確認してみましょう。


今回は炊飯器を選ぶ際のポイントをご紹介しましたが、ごはんは嗜好品のため、慣れ親しんだしゃっきりごはんを食べていた方が、圧力IHのもちもち食感のごはんを食べてもおいしいと感じないこともあります。

買い替えを行う場合には、まず今使用している炊飯器がどのタイプか、そして自分はこんなごはんが好きだ! ということを知り、ライフスタイルを加味して炊飯器の機能をチェックすると良いでしょう。


■せっかく新米を選ぶなら「あんしん」にこだわりませんか


今年の新米は、どの産地のどんな銘柄のお米を選びますか? お米を選ぶときは、自分好みの味わいだけでなく“栽培方法”も大事なポイントです。農薬や化学肥料の使用量を抑えて育てられた、子どもや家族みんなにあんしんなお米を選びたいですね。

全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米づくりをしている「スマート米」は、先進のIT技術を利用し、農薬の使用量を最小限に抑えたお米です。特別栽培米や残留農薬不検出のお米、白米と同じように手軽に炊けると人気の「無洗米玄米」もそろっています。

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WRITER LIST

  1. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  2. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  3. さわちん
    2児の父。あるきっかけにより農業のイメージを変えたいと考え、16年間のサラリーマン生活にピリオドを打つことを決意。2020年春、家族で田舎に移住し、新規就農を目指す。自身が「移住×就農のモデルケース」となるために、いろんな方面へ向けて奮闘中。
  4. 福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  5. 窪田新之助
    農業ジャーナリスト。福岡県生まれ。日本経済新聞社が主催する農業とテクノロジーをテーマにしたグローバルイベント「AG/SUM(アグサム)」プロジェクトアドバイザー、ロボットビジネスを支援するNPO法人Robizyアドバイザー。著書に『日本発「ロボットAI農業」の凄い未来』『GDP 4%の日本農業は自動車産業を超える』(いずれも講談社)など。