枝豆のおいしいゆで方と栄養満点のほっこり焼き枝豆レシピ

夏はおいしい枝豆の季節。あっさりとした味わいがビールにぴったりです。
でも、さらに枝豆がおいしいのは、実は秋だということをご存知でしょうか。
より熟して甘くなり、深い豆の味わいが楽しめるのが秋の枝豆です。


そんな秋の枝豆のなかでも、最高級とされる品種が丹波篠山産の「丹波黒 枝豆」。
おせち料理などに使われる最高級の黒豆「丹波黒」を、成熟しないうちに枝豆として収穫したという、贅沢な枝豆。
当然、流通量も限られ、地元・丹波篠山市ではブランドを守るために、解禁日も設けられています(2019年は10月5日が解禁日)。
収穫時期もわずか2週間程度。

しかし、その味わいはほかの枝豆とはまったく違い、黒豆に近い豆の旨味が凝縮された、とても甘い枝豆です。
ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。


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そんなおいしい秋の枝豆は、食べ方にもこだわりたい!
今回は、おいしい枝豆のゆで方と、味わい深い秋の枝豆を食べるときにぴったりな、ほっこり焼き枝豆のレシピをご紹介します。

定番のゆで枝豆は塩分をしっかり入れるのがコツ!


枝豆の定番の食べ方といえば、やっぱり「ゆで枝豆」!
おいしくゆでるコツは、「塩加減」にあります。最初はちょっと面倒ですが、塩の分量をはかってやってみてください。

おいしいゆで枝豆の分量


枝豆 …… 1袋(約200g)
塩 …… 水に対して約4%が目安
※ゆでる際の水量1Lに対して塩40gほどを使います。精製塩では大さじ2と1/3ほど

おいしい枝豆のゆで方

枝豆をゆでる時のポイントは塩の量。塩は、ゆでる水の量に対して4%の塩加減がおすすめです。
水1Lでゆでるので塩40gを使います。

1、枝豆をさっと水洗いする
2、さやの先端をはさみで切り落とす

ゆでる前にさやの先端部分を両側とも切り落とすと、塩分が豆にしっかりまわるようになります。

3、塩もみをする

はかった塩の半分ほど(今回は20g)を使って、枝豆の産毛を取り、塩分を豆にしっかり入れるために塩もみをします。
塩をふりかけて、手で強くゴシゴシともみ込むイメージで。

4、塩を入れて4〜5分間ゆでる

鍋に水1Lと、塩もみで使わなかった残りの塩を加えてしっかり沸騰させます。
そこに塩もみした枝豆を入れます。

おはしで時おり混ぜながらゆでていきましょう。ゆで時間は4〜5分が目安です。
ひとつふたつ味見して、加減をみてざるに上げます。余熱でも火が通るので、すこし固いくらいでOK。
そのまま熱々を食卓に運びましょう。

冷ます場合はそのまま置いてください。水につけて冷ますと塩が流れてしまいます。

焼き枝豆は豆の味がしっかり味わえるオススメのレシピです


さて、次にほっこり焼き枝豆のレシピをご紹介します。
とはいっても、フライパンで焼くだけの簡単レシピ。

それでいて、秋の枝豆の旨味がより感じることができるオススメの食べ方です。
もちろん夏の枝豆でも味わいが濃く感じられます。

また、栄養満点な枝豆ですが、ゆでると水溶性のビタミンなどが流れ出てしまいます。
豊富な豆の栄養を逃さず取れるのも、焼き枝豆のおすすめポイントです。

豆ならではのほくほく感が感じられる焼き枝豆、ぜひお試しください。

おいしい焼き枝豆のつくり方



1、枝豆をさっと水洗いする
2、さやの先端をはさみで切り落とす
3、塩もみをする

ここまでは、ゆで枝豆と同じです。焼き枝豆も塩味が入りにくいので、はさみでさやの両端を切り落としてください。
また、塩もみした後、30分ほどおいておくと、より塩味がよく入ります。

4、フタをしてフライパンで5分焼く

この時、油は引きません。できるだけ枝豆が重ならないようにフライパンに広げて焼きます。
フタをして、火加減は弱火〜中火程度。

5、枝豆を裏返してさらに5分焼く

うっすら焦げ目が付いてきたら、枝豆を裏返して、フタをしてさらに5分程度焼きましょう。
味見をしてみてまだ固いようだったらもう少し焼きます。


焼いた枝豆をそのまま皿に出せば完成です!
お好みで塩を振ってどうぞ。

このほくほく感、一度食べたらもうゆで枝豆には戻れないかも!
秋の濃厚な枝豆でぜひ試してみてください。


秋の枝豆の代表格で最高級・丹波篠山産の丹波黒枝豆【2019年解禁】の注文は終了しました。

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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