2024年注目のお米はこれ! お米ランキング「特A」の銘柄を紹介

料理研究家で米・食味鑑定士、ごはんソムリエの秋元です。この連載ではお米をおいしく食べるために“知っておくと役に立つお話”やレシピをお伝えします。

毎年2月末に日本穀物検定協会から発表される「米の食味ランキング」は今年で53回目。2023年の記録的な猛暑を受け、今年は例年以上に注目が集まりました。

今回は今年の結果と変化、今注目したい銘柄についてもご紹介しますが、まずは、立ちはだかったあの猛暑の中で美味しいお米づくりに邁進してくださった生産者の皆さんに感謝したいと思います。


2023年産米はどんな結果だったのか


2023年産米(令和5年産)の結果はこちら!


2023年産米 特Aランク一覧

全体としては、産地による品種の絞り込みや猛暑下の品質不安から出品が見送られ、対象の産地品種が152から144と減少しています。

最高ランクの「特A」が厳しい環境下の中でも40から43へ増加しているのは、今年初めて出品された青森の「はれわたり」、秋田の「サキホコレ」が獲得したこと、さらに「きぬむすめ」が3から6に増加したことが大きく関係しています。

特Aランクの品種別にみた産地品種数
また、昨年と比較して今年特Aになった銘柄の大半が高温耐性のある銘柄だという点も注目すべきです。

一方、評価を落としてしまったのは、米どころの東北と新潟。

高温耐性のある「雪若丸」「つや姫」でさえもランクを落としてしまったことから、猛暑、小雨、フェーン現象という厳しい栽培環境であったことが伺えます。

今、注目したいお米は?


このような結果の中で、今注目したいお米は青森の「はれわたり」です。

平成20年(2008年)頃までは、コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれが特Aの9割以上を占めていましたが、平成の終わりから令和にかけて新しい銘柄が続々と登場し、評価されていきました。

その中の1つが青森県を代表するお米になった「青天の霹靂」。そこから7年後同県からデビューした新星が今年特Aを取得した「はえわたり」です。

「はれわたり」は非常に粒立ちがよく、ツヤもしっかりあるため、見た目から美味しさが十分に伝わります。しっかりとした粘りと甘さ、口に含んでから鼻に抜ける香りが特徴。あっさりした味わいの「青天の霹靂」とはっきりと違うため、食べ比べも楽しめると思います。

食味ランキングを参考に、今まで食べたことのない品種や、今年話題となったお米を試してみてはいかがでしょうか。


ランキング試験|食味試験|日本穀物検定協会
https://www.kokken.or.jp/ranking_area.html


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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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