離乳食の「ごはん」しか食べなくても大丈夫? 食事のポイントと対策【離乳食の悩み解決】

管理栄養士の大槻万須美です。

離乳食のお悩みでよく聞かれるのが、「白ごはんしか食べない」というもの。「肉や魚、野菜などのおかずは食べてくれずごはんばかり。栄養バランスは大丈夫ですか?」との質問です。

離乳食でごはんやおかゆしか食べないときはどうする? ごはんしか食べなくてもいい? といった疑問について解説します。


「ごはん」だけでもいい?


離乳期に摂りたい食材・栄養素は少なくありません。それなのにごはん(おかゆ)だけしか食べない場合は、成長に影響はないのでしょうか。

結論からいうと、体の様子や調子、成長を見て、特に変わったところがなければ、基本的には「問題なし」と判断されます。

一生白ごはんしか食べない、ということはほとんどありませんし、ある日突然他のものを食べるようになることも珍しくありません。

その日がいつきてもよいように、「白ごはんしか食べないから……」と白ごはんしか準備しないのではなく、大変ではありますが、おかずも食卓にそろえて、食べられるようにしておくことが大切です。

食事は目で見たときから始まっている、とよくいわれますが、見たこともない料理はなかなか食べてみようという気になりづらかったり、いつもごはんだけの食卓よりも他のおかずが目に入ることで脳への刺激になったりすることもあります。また、消化液の分泌にも影響があるかもしれません。

ごはんしか食べないときに試したい方法



とはいえ、毎食ごはんやおかゆしか食べないとなると、栄養バランスの偏りも気になりますよね。

そんなときに試しておきたい方法をご紹介します。

1.おかずはごはんにまぜるどんぶり風に


肉・魚や野菜は月齢に合わせた形や固さに加熱してごはんにまぜる方法。

おかゆはとろみがありますが、ごはんの場合は、おかずの食材をだしなどで煮て水溶き片栗粉でとろみをつけてどんぶり風にアレンジしてみてはいかがでしょうか。まずはごはんと同様に甘みのある野菜や、ごはんに紛れやすい色のうすい食材がおすすめです。

2.調理法や味付けを変えてみる


機嫌のよい時に、いろんな調理法、大きさや固さ、味付けなどを試してみましょう。「少し食べてみようかな」と口を開けて食べる気になるかもしれません。

3.手作りふりかけや海苔巻きでミネラル補給


月齢にもよりますが、しらすを乾煎りしたものやおかかなど、手作りのふりかけは味付けも調節できるのでおすすめです。大好きな白ごはんといっしょにミネラル補給ができればうれしいですね。

4.環境を変える


いつも同じ環境で食事をしていると、「その場所では食べない」ことが普通になっていることもあるため、環境が変われば食べる場合も多々あります。

友達と一緒に食べる、外出先で食事をする、またはおもちゃなどが目に入らない静かな環境で食べるなど、個性に合わせて環境を変えてみましょう。

5.ベビーフードも活用


ベビーフードの食感や味付けが好みに合うこともあるかもしれません。ベビーフードを活用してお母さんの負担を上手に減らしましょう。

6.しっかりとおなかをすかせる


食べないとつい食事時間を長引かせてしまったり、機嫌が悪いからとちょこちょこと授乳をさせたりしていると、いつもおなかがすいていない状態になり、食が進まない原因になっていることもあります。

たくさん体を動かせるように遊ばせて、食事の時間はできるだけ決めてリズムをつけましょう。

7.家族一緒においしそうに食べる


意外と多いのが、赤ちゃんだけ別の時間にひとりの食事になっていること。生活パターンでどうしても難しいこともありますが、できれば1日1回は一緒に食事をとって、おいしそうに食べている姿を見せることも重要です。

赤ちゃんは成長過程で、お母さんや兄弟の食べているものを見てほしがる素振りをすることもあります。楽しい食卓では自然と食欲もわき、いつもは食べないものにも手がのびるかもしれません。

離乳食を食べるのはどんな時期?


離乳期は、母乳やミルクなどの乳汁栄養から幼児食に移行していく途中の段階。赤ちゃんの摂食機能も、哺乳行動から、食べ物をかみつぶして飲み込めるように発達してきます。

食品の種類や量も多くなっていき、調理形態も変化していくとともに、手づかみ食べやスプーンフォークを使った自立摂食へと向かっていく時期です。

成長とともにどんどん個性が芽生え、食事の時間にも個性がうかがえる行動が見られるようになります。

なんでも口を大きく開けて食べたがる子や、食べたくないと首をふって自己主張する子、食器を下げようとするとまだ食べたいと泣き出す子、食べるよりも食べ物を触って触感を楽しんでいる子、などなど。

食事の時間も赤ちゃんにとっては、脳や身体の発達を促す大切な刺激となる一方で、成長のための栄養バランスや将来の食習慣への基礎作りも大切にされています。

厚生労働省の「離乳食の進め方の目安」によると、生後5、6カ月ごろつぶしがゆを1日1回ひとさじずつ始めた離乳食が、段階をふみながら、9~11カ月ごろには、全がゆ50~80g、野菜・果物20~30g、たんぱく源(魚や肉なら10~15g、豆腐なら45g、卵なら卵黄1個または全卵1/3、乳製品なら50~70g)などが1食あたりの目安量とされ、離乳の完了期の12~18カ月にもなると、さらに目安量は増加しています。

しかし、厚生労働省が発表した「平成27年度乳幼児栄養調査」によると、「離乳期の食事で困っていること」について、32.9%が「偏食する」と答えています。特に離乳期から幼児期にかけては偏食に困っている人は3人に1人と決して少なくありません。

あまり思い詰めて食事の時間が辛いものになるよりも、この時期はこういうもの、と割り切ることも大切です。

ついついあせってしまいがちですが、子どもの発達に合わせて、「食事って楽しい時間なんだ」ということを子どもに伝えられるといいですね。

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」厚生労働省「平成27年度乳幼児栄養調査」
大槻万須美
管理栄養士・フードスタイリスト。楽しく食べて健康に。食の大切さを伝えるため、離乳食講座などの料理教室、バレエダンサーやアスリートのパーソナル栄養サポート、レシピ・コラムの提供など幅広く活動。子どもの頃の毎年の米作り経験から、身近な食体験の重要性についても実感し、おとなと子どもの食育サポートにも力を注いでいる。

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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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