農水省公式プロジェクト「フラッグシップ輸出産地」のロゴマーク募集を開始

農林水産省が推進する「おいしい日本、届け隊」は、「フラッグシップ輸出産地」のロゴマークの募集を開始した。誰でも応募可能で、募集期間は2024年12月15日まで。


日本の農産物と食文化の価値を世界へ発信


「おいしい日本、届け隊」は、日本の農林水産物・食品の輸出をさらに拡大するために誕生した官民共創プロジェクト。近年、海外での日本食人気が高まり、輸出額は11年連続で過去最高を記録しているが、輸出事業には多くの課題が伴う。特に、輸出を目指す企業が抱える海外展開に必要な人材不足が大きな課題となっているという。

そこで同プロジェクトでは、IT、国際人材、マーケティング、ブランディングなど異なる分野のスキルを持つ外部人材とのコラボレーションを促進し、輸出事業者の課題解決を図る。なお、プロジェクトの運営事務局は、異業種からの農業参入やクリエイターの活動を支援するノウタス株式会社が担当している。

今回ロゴマークを募集する「フラッグシップ輸出産地」とは、農林水産省輸出・国際局が主催しているもので、海外の規制やニーズに対応して継続的に輸出に取り組む輸出産地の手本となる産地のこと。高品質な農林水産物を提供し、日本食のブランド力を高める重要な役割を果たしている。

そんな「フラッグシップ輸出産地」を象徴するロゴデザインを募集する。選ばれたロゴは、農林水産省のウェブサイトやポスター、名刺、グッズなど、さまざまな場面で使用される。また、デザインが選出された人には、農林水産省からの表彰とイベントへの招待も予定されている。

スケジュール
2024年11月:ロゴデザイン募集開始
2024年12月15日:応募締め切り・一次審査
2025年1月:フラッグシップ産地による投票で優秀賞を決定
2025年3月:お披露目・表彰式を実施


「おいしい日本、届け隊」は、自由にプロジェクトを立ち上げて、一緒に進める仲間探しやスキルを活かした仕事を探すことができるマッチングコミュニティ運営モデル事業「世界Ömusubi」を開始している。

一緒にプロジェクトを進める仲間探しができるプロジェクト型マッチングと、自身の保有するスキルや技術を必要としている人を探すことができるスキルマーケット型マッチングの2つを実証していくもので、今回のロゴ募集は、プロジェクト型マッチングの第2弾として実施される。

プロジェクトの内容を整理して事務局に申請することで、日本の食や海外展開に関するプロジェクトを立ち上げることができる

興味のあるプロジェクトを見つけたら、自身の経験や知識を活かしてプロジェクトを遂行する仲間として参加することができる


募集要項

募集期間:2024年12月15日まで
応募資格:誰でも応募可能
提出形式:1人複数点の応募が可能
特典:表彰およびイベントへの招待
応募方法:https://maff.export-hr.maff.go.jp/flagship-logo/


農林水産省
https://www.maff.go.jp/
ノウタス株式会社
https://www.notas.co.jp
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WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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