ホクレン職員を主人公にしたオリジナルアニメ「from North Field_episode1を公開

札幌市中央区に本所を置くホクレン農業協同組合連合会が、職員を主人公としたオリジナルアニメーション『from North Field _episode1』を公開した。


『from North Field _episode1』が描くテーマとは?

『from North Field _episode1』は、1人の若いホクレン職員が、担当農家やその地域の人々と関わり合いの中で、失敗しながらも助け合い成長していく姿を描いたヒューマンドラマだ。


同作は、“つくる人を幸せに、食べる人を笑顔に”をテーマに制作されたアニメーションという。

このテーマは、ホクレンが100周年を機に設定したコーポレートメッセージでもあり、
「農業を営む人たちのものづくりに込める想いを受け止め、そこから産まれるものたちを、もっと輝ける場所へ届けていくことでつくる人を幸せにする」
「豊かな自然の恵み、愛情の詰まった北の大地で産まれたものたちにつくった人々の想いを紡ぎ、食べる人の食卓や暮らしをもっと豊かにしていく」
という想いを多くの人に知ってもらうために同作を企画したそう。

ストーリーは、“つくる人を幸せに”の部分である、「生産者とホクレンの関わり」にフォーカスをあてた内容となっている。

ストーリー概要

舞台は、オホーツク海に臨む町、北海道・網走市。主人公・保田樹(やすだいつき)は、札幌で生まれ育ち、幼い頃から両親の家庭菜園を手伝ってきた。
東京の大学の農学部を卒業後、北海道に戻りホクレンに就職した樹は、網走に赴任する。

そこで、樹は、てん菜を生産する斎藤岳志(さいとうたけし)・里子(さとこ)夫妻と出会う。
てん菜という初めて扱う農作物の畑作に戸惑い失敗しながらも、斎藤夫婦の畑作にかける思いやその愛を知り、沢山のことを学び、夫妻の力になれるよう一生懸命に取り組む樹。そんな姿を見て、強面で口数の少ない岳志も、樹に対して息子のように愛情を感じるように…。

ある日、てん菜農家にとって天敵である雪が降った時に、樹がとった行動とは?
斎藤夫婦は、樹の行動力と思いやりに感動する。



数日後の樹の誕生日、里子はケーキを作り、樹を家に呼ぶ。夫婦に自分の誕生日を伝えた覚えがなかった樹は驚くが、その裏には、ちょっとした樹の発言から誕生日を覚えていた岳志の働きが…。

【登場キャラクター】


保田樹(やすだいつき)・・・27歳
札幌で生まれ育ち、東京の大学の農学部に進学。
卒業を機に北海道に戻りホクレンに就職。
小さい頃、両親が週末にやっていたレンタル農園での家庭菜園の作業から農作物に興味を持ち将来は農作物に関わる仕事に就きたいと考えるようになる。
幼い頃からレンタル農園でいろんな世代の人たちと接してきたからか人懐っこい性格で物怖じせずに誰にでも話しかける。時に人に寄っていき過ぎて相手から煙たがられることもあるが素朴で真っ直ぐで、基本的には可愛がられる性格。

斎藤岳志(さいとうたけし)・・・58歳
北海道網走市生まれ、網走市育ち。先先代の祖父が始めた畑作を引き継いだ3代目。
じゃがいも、小麦、てん菜というこの地域の主要畑作物を生産。北海道の中でも農業を営むには厳しい環境であるこの地域を農地として開拓し発展させてきた祖父、父親の想いを継いでいくことが自分の勤めであり、それが喜びだと感じ、この土地を守っていくことに誇りを持っている。
一見すると強面で口数が少なく素直に相手に感謝や愛情表現を出すことが苦手だが実は情に厚い。一人娘は大学進学で網走を離れている。

斎藤里子(さいとうさとこ)・・・58歳女
網走市生まれ、網走市育ちで自身も農家の娘。
岳志とは幼なじみでお互い初恋同士でそのまま結婚した。
地区内の女性部のまとめ役を自ら買って出るような社交的で世話好きな性格でみんなに慕われている。気難しそうに見える岳志の一番の理解者であり一緒に農作業ができることが何よりうれしい。一人娘が出ていったこともあり、若い人を見ると世話を焼き過ぎることも。
岳志と同じく、オホーツク海を望むこの土地が大好き。

シロ
斎藤家の犬、北海道犬の血を引く雑種。かなりの老犬。

【制作概要】

主人公であるホクレン職員・保田樹の声優は、NHK連続テレビ小説「なつぞら」をはじめ、ドラマや映画で活躍中の俳優・板橋駿谷氏が担当。
素朴で穏やかな人柄でありながら、内に強い意志を秘めた主人公の人柄が伝わる演技が見どころとのこと。

主題歌には、音楽家で歌手の槇原敬之氏が歌う「You are so beautiful」を起用。
心にしみわたるやさしい歌声とメロディーが、北海道という大地を舞台にしたヒューマンドラマの世界観を演出している。

主人公の声優を務めた板橋駿谷氏の特別インタビューも公開されており、声優初挑戦なった同作での苦労や、自身の下積み時代の思いとそれを乗り越えたエピソード等が語られている。

主人公・保田樹を演じた板橋駿谷(いたばししゅんや)氏

主題歌『You are so beautiful』を歌う槇原敬之(まきはらのりゆき)氏

同作は、数々の劇場映画やアニメーションを手がける「株式会社ロボット」と、宮崎駿監督の作品『ルパン三世 カリオストロの城』などの代表作をもつ「テレコム・アニメーションフィルム」が制作を担当。

監督は、ルパン三世PART5でプロデューサーを担当し、現在はフリーランスの演出家として活動している堀川優子氏が務め、キャラクター原案は、宇宙戦艦ヤマト2199やParadise Kissのキャラクターデザインを手がけた結城信輝氏が務めた。

『from North Field _episode1』本編 YouTube 

板橋駿谷氏 特別インタビュー動画


ホクレン農業協同組合連合会
https://www.hokuren.or.jp/


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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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