サステナ経営の次の一手、サステナブルの成長領域「農業」を学ぶウェビナーが9月30日に開催

株式会社UPDATERは、「持続可能な農業支援による脱炭素・ネイチャーポジティブ」をテーマとした無料ウェビナーを2025年9月30日(火)に開催する。サステナビリティ経営を支援する会員制サービス「みんなSX for Biz」の会員限定となっており、会員でない場合は登録(無料)することで参加可能だ。


農業を通じて「脱炭素×ネイチャーポジティブ」を目指す


株式会社UPDATERは、独自の特許ブロックチェーン技術を活用し、法人・個人向けにSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)サービスを提供する企業。主要事業として再生可能エネルギー事業「みんな電力」や環境改善事業「みんなワークス」、ライフスタイル事業「TADORi」などを展開している。

これまでサステナビリティ経営に取り組む企業の多くは、省エネ・再エネ導入や温室効果ガス削減といったカーボンニュートラル対応を中心に取り組んできた。

現在は、企業活動が環境や社会に与えるネガティブな影響をゼロにするだけでなく、プラスのインパクトを創出することを目指す「ネットポジティブ」の動きが広がり、生物多様性、資源循環、人権や地域共創まで含む価値創造型経営が求められている。実際に国内の大手企業にも、サプライチェーン全体での排出削減や自然資本再生など、実践段階に進む企業も現れているという。

こうした次の一手の一つとして注目されているのが「ネイチャーポジティブ(生物多様性の損失を止め、反転させて回復・再生させること)」だ。

特に気候変動や高齢化など多くの課題を抱える「農業」は、土壌改良・生物多様性回復・ソーラーシェアリングを通じてCO2吸収や地域経済強化に寄与できる有力な領域とされている。また農林水産省の「みどりの食料システム戦略」や国連のネイチャーポジティブ目標など、国内外の政策潮流も農業の持続可能性を重視する方向にある。

近年ではソーラーシェアリングやスマート農業を活用した事例も増加しており、企業は脱炭素とネイチャーポジティブ を同時に実現する新たな経営戦略を描くことが可能となってきた。

今回、UPDATERが開催するウェビナーでは、月刊「現代農業」編集部 伊藤伸介氏、株式会社グリーンシステムコーポレーション代表取締役 阿久津昌弘氏、株式会社TBS Green Transformation代表取締役 法亢順氏が登壇し、「持続可能な農業支援による脱炭素・ネイチャーポジティブ」をテーマに、農業を通じて企業価値の向上と環境保全を両立している事例を紹介する。

脱炭素経営で企業価値を高めたいサステナビリティ推進担当者や、ネイチャーポジティブに向けた具体的なアクションを検討する企業などが参加対象となっている。

プログラム(予定)
  • 気候変動や高齢化、農業に迫るリアルな影響
  • 持続可能な農業の挑戦と新たな実践(不耕起・緑肥・若手参入)
  • ソーラーシェアリングで両立する再エネ/脱炭素と農業/ネイチャーポジティブ
  • 生産者だけでなく、消費者・企業・地域・メディアがどう「農に関わるか」

登壇者:伊藤 伸介氏(左)、阿久津 昌弘 氏(中央)、法亢 順(ほうが あや)氏(右)

開催概要

「サステナ経営の次の一手:持続可能な農業支援による脱炭素やネイチャーポジティブの実現」
日時:2025年9月30日(火)16:00~17:30 ※後日アーカイブ配信あり
場所:Zoomによるオンライン開催 ※参加者の映像・音声は配信されない
料金:無料(「みんなSX for Biz」会員限定)
申込URL:https://sx.updater.co.jp/eventVideo/31


株式会社UPDATER
https://www.updater.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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