「食べチョク」が応援プログラムを拡充&延長 新型コロナによる食品ロスを削減

こだわり生産者から直接商品を購入できるオンラインマルシェ「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンは、新型コロナウィルスの影響により飲食店から「客足が乏しい」という声が多く届いたことを受け、シェフの仕入れコストを削減できるよう、全商品10%を食べチョクが負担し、SNSで集客支援を行う飲食店向けの応援プログラム開始した。

加えて、販売先がなくなった生産者に向けて3月2日より開始していた「全商品の送料500円を食べチョクが負担する応援プログラム」の注文受付期間を4月30日まで延長することを決定した。



新たに応援プログラムを実施した背景

新型コロナウィルスの影響で、生産者は出店を予定していたイベントが中止になったり、飲食店からの仕入れが弱まったりしている。そんな中でも、野菜の生育を急に止めることは難しく、長期間保存することもできないため、「食べチョク」上で消費を促すべく3月2日より応援プログラムを実施していた。

しかしそれでも、生産者だけでなく飲食店からも「客足が乏しい」という声が多いた届くという。そこでシェフの仕入れコストを削減できるよう、全商品10%を「食べチョク」が負担し、SNSで集客支援も行う飲食店向けの応援プログラムも開始することとなった。

飲食店向けの応援プログラム概要

1. 全商品10%を食べチョクが負担
2,500品目以上あるすべての商品の10%を食べチョクが負担し、お手軽な料金で食べチョクのこだわり食材を飲食店向けに提供。

2. 購入いただいた飲食店を公式SNSで紹介
食べチョクProにて購入いただいている飲食店をTwitterなどの食べチョク公式SNSで紹介。

 【応援プログラム実施期間】
2020年3月19日 10:00~4月30日 23:59
※上記期間中に問い合わせをした飲食店が対象。

【注文方法】

飲食店向けサービス「食べチョクPro」の問い合わせフォームにて受付。
URL:https://pro.tabechoku.com/

多くの反響により生産者向け応援プログラムの延長も決定

応援プログラムの開始後、消費者・生産者双方より多くの反響があったこと、少しでも多くの生産者の販売先確保の支援をしたいという思いから応援プログラムの延長を決定。現在「コロナでお困りの生産者さん」という特集ページが開設されており、簡単に応援商品へアクセスできるようになっているという。

応援プログラムの反響一例
・岐阜県の落花生の農家さんがイベントの中止に伴い110袋の落花生が余っていたが、食べチョクで販売し4日間で全て完売。(岐阜県)
・フレンチレストランなど都内の飲食店に卸す用にキープしていたアスパラガスが仕入減のため売り先がなく困っていたが、食べチョクで販売し1日で全て完売。(佐賀県)

【応援プログラム実施期間】
2020年3月2日(月)10:00~ 4月30日(木)23:59

【注文方法】
消費者向けサービス「食べチョク」の特集ページより注文可能。


コロナでお困りの生産者さん|食べチョク
https://www.tabechoku.com/groups/64
食べチョク
https://www.tabechoku.com
食べチョクPro
https://pro.tabechoku.com/
株式会社ビビッドガーデン
https://vivid-garden.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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