農業の課題解決のヒントを学べる展示会「アグロ・イノベーション2018」開催

一般社団法人日本能率協会は、11月20日(火)〜22日(木)までの3日間、東京ビッグサイトにて「アグロ・イノベーション2018」を開催する。


本展示会は、農作物の生産、収穫、選果、加工、包装、販売における課題解決の場を提供する農業関係者のための専門展示会。ICTを活用した生産性向上に焦点をあてた「スマートアグリ技術展」をはじめ、「アグリ生産資材展」「アグリ加工・流通展」「アグリ・フードビジネス展2018」「農作業負担軽減EXPO2018」「VegeFruPack」「土づくりEXPO」と7つの構成展示会で開催。農作物のブランド化、作業効率化、生産者手取り最大化などのヒントを効率的に情報収集できるの3日間。大型の農業関係イベントは、同展が本年度最終回とも言えるため、貴重な機会となりそうだ。

会期中は、農作物の鳥獣被害対策とジビエ利活用技術が一堂に会する専門展示会「第1回鳥獣対策・ジビエ利活用展」、高付加価値な野菜・果物と加工・調理技術の国際見本市「第1回野菜・果物展」「第1回野菜・果物調理・加工技術展」「アグリビジネス創出フェア(農林水産省主催)」「バイオマスエキスポ2018秋」が同時に開催される。


専門的な知見に基づくセミナーは、生産セミナー、流通セミナー、トレンドセミナーと3つの会場が用意され、全35セッション以上。すべて聴講無料。

主催者企画として、スマートアグリフードに関する栽培工程展示と成果物の即売「スマートアグリ マルシェ」、一歩先の農業経営を行う農家・農業法人・農業団体を表彰する「GOOD AGRI AWARD」などが予定され、農業の先進的な取り組み事例を詳しく知る絶好の機会だ。

アジアへの農産物輸出相談コーナー、経営相談コーナーなど、農業にまつわる相談が無料できるコーナーもある。

【イベント概要】
アグロ・イノベーション2018
展示会:スマートアグリ技術展/アグリ生産資材展/アグリ加工・流通展/アグリ・フードビジネス展2018/農作業負担軽減EXPO2018/VegeFruPack/土づくりEXPO
同時開催展:第1回鳥獣ジビエ利活用展/野菜・果物ワールド/アグリビジネス創出フェア(農林水産省主催)
会期:2018年11月20日(火)〜22日(木)
開場時間:10:00〜17:00
会場:東京ビッグサイト 西展示棟1-2ホール
主催:一般社団法人日本能率協会
特別協力:一般社団法人日本ジビエ振興協会
展示規模:専門の製品・技術・サービスを持つ70社以上の団体が出展
セミナー:生産セミナー/流通セミナー/トレンドセミナー 全35セッション以上
入場料:無料 (同時開催展と無料相互入場可)

▼Web事前登録者特典▼
来場事前登録証でご入場の先着100名様限定! 1000円分のイオン商品券を進呈(11/20〜22 毎日)
http://www.jma.or.jp/ai/ja/index.html

【出展者・製品情報】
農作物の生産、収穫、選果、加工、包装、販売、スマートアグリ技術まで、農業に関する専門企業が一堂に会す。

●スマートアグリ技術展
  • スマート農業ソリューション
  • スマートフード
  • 圃場水管理、省力化システム
  • 遠隔及び自動制御システム
  • 生育管理システム
  • 最適肥料処方システム
  • 光合成効率促進装置
  • 農業用環境データ監視システム
  • スマホアプリでモニタリングシステム
  • 野菜・果実の可視光画像をAIで解析して、農産物の「食味」を計測するシステム
  • 栽培方法、料理方法、販売手段等をアシストするデータ解析システム
  • 圃場の生育状況の「見える化」
  • 農業に関わる人、モノ、情報のマッチング
  • 農業経営改善コンサルティングなど、

●アグリ生産資材展
  • 次世代シーケンサー(遺伝子解析機器)
  • 電動高所作業車、大型手押台車、階段昇降キャリー、軽量一輪台車
  • 農業用ノズル、畜舎内の消臭、ミスト送風機、ビニールハウス、畜舎等の湿度調節・加湿器
  • 肥料散布機、散水、洗浄、冷却、加湿等の製品
  • 専門誌、事典
  • 天然植物活力液
  • 食品添加物規格の過酢酸製剤
  • 灌水チューブ、灌水装置、環境制御装置、温室
  • 管理医療機器など

●アグリ加工・流通展
  • 魅せるパッケージ
  • 生産物の検査
  • 食べごろの可視化
  • 販売データの管理
  • コンパクトかつ価格を押さえた設備など

●アグリ・フードビジネス展
  • 地域特産品・加工品
    人気の高さから県外に出ることが少ないブランド果実、世界が認めた食感をもつ生産物・加工品、特殊製法、無添加品など
  • マーケットリサーチ、コンサルティング
  • 地元菌を探して六次産業に活用する 「菌ハンター」
  • 野菜の生産・加工・輸出企業
  • 生物防除剤に関する資料・パネル、農産物、農産加工品

●農作業負担軽減EXPO
  • 農作業の負担を軽減するアシストスーツ
  • 物流改善(重量物の搬送設備/アルミ軽量クレーン/吸着搬送システム)
  • 農業機械のメンテナンス用空気動工具
  • 省力運搬機(テーブルリフト台車、リフター 他)など

●VegeFruPack/
  • 鮮度保持包材、鮮度保持OPPフィルムなど

●土づくりEXPO
  • 微生物を味方につけた技術、手法
  • 匂いが気にならない鶏糞
  • 抗生剤、抗菌剤、殺虫剤を使用していない鶏糞
  • 土壌必須微量要素が多く含まれる堆肥
  • 土壌分析装置
  • 有機入り配合ペレット
  • 造粒灰
  • 牛ふん堆肥、汚泥発酵肥料、など

※来場者特典ありのブース
◆島本微生物工業
土壌の豊かさの目安となる微生物量の測定を無料
後日ご自身の土壌を送付して頂けるよう専用の封筒を配布

【全35セッション以上の無料セミナー】
●人気セミナー
  • 日本農業の未来像
  • イオン農場の取組
  • セブンファームの取り組み
  • オプティムが描くスマート農業
  • 農作物と土壌の関係 〜収量・品質向上は健康な土づくりから〜
  • クボタの次世代農業への取り組み
  • 「スマホ画像からAIが解析する野菜・果物のおいしさ」 青果に味の“保証書” 農業生産・流通に革命を!
  • 植物工場の未来 〜世界に広がる無限の可能性〜
など多数

●注目セミナー
  • NTTグループの食農分野の取組みについて
  • ゲノム編集を利用した農作物の品種改良
  • 次世代園芸 成功の秘訣とは
  • ビオセボン・ジャポンの取り組み
  • ゼロから上場まで 〜新しい農産物流通への挑戦〜
  • 「生物の力」で農産物の付加価値を高めよう! 〜広がりつつある生物農薬の実践事例〜
  • 農業における情報戦略とマイナビ農業 〜情報を活用した経営支援・人材採用戦略について〜
  • Protein Industries Canada(PIC)ー植物由来タンパク質の将来性ー
など多数

【主催者企画】
●スマートアグリフード マルシェ
最先端技術によるドローンとカメラで栽培圃場を撮影した画像をAIにて解析し、病害虫の発生状況を「見える化」することにより病害虫に対してピンポイントで農薬を散布することができるため、農薬の使用量を大きく抑えた農作物の栽培が可能となる。また、生産者が実際に圃場巡回をしてチェックをするだけでなく、AI技術と併用する事でより精度の高い作物を栽培・供給できるようになる。消費者に安心・安全な農作物であることはもちろん、生産者にとっても有益なスマートアグリフードの栽培工程展示と成果物の即売を実施。(企画協力:オプティム)

●GOOD AGRI DAYS
若手農業経営者・新規就農者に向けた次世代農業メディア「AGRI JOURNAL」によるプログラム。
11月20日には農家・農業法人・農業団体を対象とした「GOOD AGRIAWARD 2018」の表彰式が行われる。「マネージメント部門」「ビジネ部門」「テクノロジー部門」「ライフスタイル部門」「エンターテイメント部門」の5部門において、一歩先の農業経営を行う個人や団体が表彰される。また、開催3日間にわたり、GOOD AGRI AWARD受賞者および農業事業に取り組んでいる企業・団体による講演や、来場者参加型のパネルディスカッション等も実施。

●輸出相談コーナー
農産物の輸出について何から始めたらよいか、トライしているがうまくいっていない、といった悩みを無料相談できる。台湾、香港、タイ、シンガポール、マカオなどアジアへの輸出に詳しい株式会社九州屋/輸出パートナー商社:ジャパン・インタートレーディング株式会社の協力による企画。

●経営相談コーナー
経営コンサルティング会社である船井総合研究所からコンサルタントが参加。新規就農、6次産業化商品開発、農産物のブランディング等農業にまつわる経営相談に無料で対応する。

<参考URL>
アグロ・イノベーション2018
第1回鳥獣ジビエ・利活用展

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WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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