inaho、AI導入を伴走支援する「AIロボティクス共同開発事業」を開始

AIを活用したロボットサービスを提供するinaho株式会社は、培ったAI×ロボティクスをコアテクノロジーとして、企業の現場業務に合わせたAI導入を支援する「AIロボティクス共同開発事業」を開始した。


幅広い業種のAI導入を支援


inaho株式会社は、テクノロジーで農業の自動化、スマート化を行うディープテックスタートアップ。自動野菜収穫ロボットを中心とした生産者向けサービスの提供を行っている。

業務効率化や省人化の手段として注目されるAIは多くの企業が関心を寄せる一方で、実際の導入にはさまざまな壁がある。

具体的には、「市販のAIツールやSaaSを試してみたが、自社の業務にはフィットしなかった」「PoCまでは進んだものの、そこから実装・運用に踏み切れない」「技術パートナーからの提案書が専門用語ばかりで、内容に納得感が持てない」「この費用は妥当なのか?」「本当に成果が出るのか?」など、AIの導入をどう進めていいかわからず立ち止まってしまうケースが少なくないという。



このようなAI導入のつまずきを解消するため、inahoは現場視点と技術の両立を重視した支援体制を整えている。

同社が提供するAI開発の特長としては、「技術者と直接話せる、壁打ち体制」で、営業だけの対応はせず、初回からAI技術者がヒアリングに入り、課題を一緒に解像度高く整理。また、「業務に組み込むまでを見据えた設計」で、精度だけでなく「現場でどう使われるか」までを踏まえたAI・システム設計・実装が可能。さらに、「費用対効果を最大化する技術提案および設計」で、目的に応じて開発スコープを最適化し、ムダなく進められる。

対象業種は、製造・物流・農業・建設・リサイクル・公共・研究開発など幅広く対応しており、これまでにエネルギー関連機器のAI故障予知システムや大型施設における車両モニタリング用AIシステム、AI搭載型警備用監視システムなどに導入されている。

なお、目的と予算に応じたスコープの調整や、取り組みを進めやすいようステップを分けた提案も可能だという。


inaho株式会社
https://www.inaho.co/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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