女性農業者を初特集、農水省「令和元年度食料・農業・農村白書」を公表

農林水産省は「令和元年度食料・農業・農村白書」が6月16日に閣議決定されたことを発表した。

同白書では新たな食料・農業・農村基本計画、女性農業者の活躍、SDGsへの取組、日米貿易協定など国民の関心が高い事項を掲載。農業関係者以外にも広く日本の食料・農業・農村について理解してもらうことを目指している。

女性農業者の活躍を特集

今回は、人口減少やライフスタイルの変化からくる農業情勢の変化を踏まえ、令和2年3月に策定された「新たな食料・農業・農村基本計画」を特集。食料自給率の目標や新技術などを利用した農業経営の展望を紹介している。

もう一つの特集では「輝きを増す女性農業者」をテーマに、女性が働きやすい農業を推進するための環境整備の必要性などについて触れている。女性だけの農業法人や女性の起業といった事例も掲載。令和元年は男女共同参画社会基本法の施行から20年の節目の年であったことから、女性農業者について初めて特集した。


食料・農業・農村白書のポイント

特集1:新たな食料・農業・農村基本計画 
新たな基本計画のポイントや設定された目標(食料国産率、輸出等)等について記述

特集2:輝きを増す女性農業者
男女共同参画社会基本法施行から20年を迎えるにあたり、農業分野における女性の参画の現状と課題、今後の取組の方向性を記述

トピックス1
SDGs(持続可能な開発目標)の優先課題に対する農業・食品産業分野における主な取組等を記述

トピックス2
令和2年1月に発効した日米貿易協定の合意内容と講じた対策等について記述

第1章 食料の安定供給の確保
食料自給率、輸出促進、食の安全、動植物の防疫(CSF等)、食品産業の動向等について記述

第2章 強い農業の創造
農業産出額の動向、農業の構造改革の推進(農地、担い手等)、農業生産基盤の整備、スマート農業の推進等について記述

第3章 地域資源を活かした農村の振興・活性化
中山間地域の農業の振興(棚田等)、農泊、鳥獣被害とジビエ、農福連携の取組等について記述

第4章 災害からの復旧・復興と防災・減災、国土強靱化等
令和元年度災害の状況と対応、東日本大震災・熊本地震からの復旧・復興、新型コロナウイルスへの対応等について記述

令和2年度 食料・農業・農村施策
令和2年度予算等を基に施策の概要を整理


令和元年度 食料・農業・農村白書(令和2年6月16日公表):農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r1/index.html
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WRITER LIST

  1. 福田浩一
    ふくだこういち。東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。現在は主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。http://www.ijas.co.jp/
  2. 中村圭佑
    なかむらけいすけ。明治大学農学部卒業後、日本農薬株式会社に約7年勤務。その後、大手経営コンサルティング会社を経て、FOOD BOX(現在登記準備中)を2019年7月に起業。Facebook:https://www.facebook.com/foodboxjp/、Instagram:https://www.instagram.com/foodbox_jp/
  3. 百花繚乱
    趣味は料理、漫画、読書のミドルの男です。商社勤務で全国や海外を転々しているうちに、故郷に哀愁を覚え、約10年前に地元の農業関連会社にとらばーゆ。
  4. さわちん
    2児の父。あるきっかけにより農業のイメージを変えたいと考え、16年間のサラリーマン生活にピリオドを打つことを決意。2020年春、家族で田舎に移住し、新規就農を目指す。自身が「移住×就農のモデルケース」となるために、いろんな方面へ向けて奮闘中。
  5. 藤本一志
    ふじもとかずし。大学・大学院の6年間を通して地域づくりと農業の活動に関わる。1年間のサラリーマン生活の後、学生時代から活動していた地域に移住し、2拠点居住を開始する。移住支援を通じた地域づくり活動に取り組む傍ら、兼業農家として稲作に取り組む。