アスパラ×スマート農業の事例も登場 「壱岐市SDGsシンポジウム」を11月21日に開催

長崎県壱岐市は、SDGsシンポジウム「持続可能な未来のために~壱岐市の農業の取り組みと今後の課題」を11月21日(土)に開催する。参加は無料で先着100名。YouTubeによるライブ配信も予定されている。


壱岐市は2018年6月、離島で唯一、内閣府から「SDGs未来都市」および「自治体SDGsモデル事業」に選定された地域。今回のシンポジウムでは、壱岐市民を対象として、自治体SDGsモデル事業の一つ「スマート農業」の取り組み成果の発表を行うとともに、「今後の壱岐の農業のあり方」について考える。

SMART AGRIでも2019年に、壱岐市とアスパラガス栽培におけるスマート農業について取材を実施している。
【特集】SDGs未来都市・壱岐市のスマート農業
https://smartagri-jp.com/series/20

なお、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、今回は同市原の辻ガイダンス体験学習室でのリアルイベントと、配信によるバーチャルイベントで同時開催。オフライン会場となる原の辻遺跡周辺では、「SDGsフェスティバル」および「秋の収穫祭」も開催される。

開催概要

日時:11月21日(土) 10:00~正午
会場:原の辻ガイダンス 体験学習室
対象:農業関係者(農業従事者、企業、行政、学校) ※主に壱岐で活躍する農業従事者対象
定員:先着100名(オフライン会場)
費用:無料
配信URL:https://www.youtube.com/watch?v=5hBBxNhEUnE&feature=youtu.be


プログラム

基調講演

「野菜栽培管理におけるスマート農業活用の可能性について」
講師:株式会社ヤンマーアグリジャパン 小林雅昭 氏

基調講演

学術発表「壱岐市が行うアスパラガス生産活動のスマート化による生産性向上と労働負荷の効率化に向けて」
講師:株式会社オプティム 小林健史氏/長崎県農林技術開発センター 平山裕介氏

パネルディスカッション

「SDGsとスマート農業がもたらす壱岐の未来と可能性について」
コーディネーター:一社)壱岐みらい創りサイト 高下徳広氏
パネリスト:
・株式会社ヤンマーアグリジャパン 小林雅昭氏
・株式会社オプティム 小林健史氏
・壱岐振興局農林水産部 本村高一氏
・JA壱岐市農産園芸課 竹下真司氏
・このみ農園 許斐民仁氏

セミナー(試食会)

「壱岐の特産品を使った万能ソースの作り方」
講師:前食品加工研究室長 富永由紀子氏

個別相談会(正午~午後3時)
野菜の専門家が農業従事者の相談に乗ってくれる


シンポジウム「持続可能な未来のために~壱岐市の農業の取り組みと今後の課題~」
https://www.city.iki.nagasaki.jp/event/7864.html

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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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