BSMO、鮮度維持装置を用いて流通に乗らない農作物の活用を推進

D2Cマーケティング事業やSNSを利用したグローバルグロースハック事業等を展開する株式会社BSMOは、農業生産者を支える仕組みづくりと持続可能な開発目標(SDGs)に向けた事業として、農作物の生産ロスと廃棄ロスを解決する取り組みを積極的に推進する方針を固めた。

BSMOはDENBA JAPAN株式会社が提供する鮮度維持装置を用いて、農作物の鮮度を保持したまま適切なタイミングで加工し消費者に届ける仕組みを構築している。BSMOは農作物の生産ロスと廃棄ロスを改善する取り組みを推進することで農業生産者の収益の安定化を図りたい考えだ。


鮮度維持装置を設置した業務用冷蔵庫を使用して生絞り果汁100%のみかんジュースをテスト販売


BSMOが取り組む内容は、愛媛県宇和島市でみかん栽培に取り組む同社の協力農家である大久保農園が導入する業務用冷蔵庫に鮮度維持装置を設置するというもの。完熟したみかんを約3週間保存し鮮度が保たれているかを検証した後、テスト商品として生絞り果汁100%のみかんジュースを約100本を製造し販売する予定だ。

DENBA JAPANが提供する鮮度維持装置を設置した大久保農園の業務用冷蔵庫
愛媛県宇和島市でみかん栽培に取り組む大久保農園
持続可能な開発目標(SDGs)に向けた事業では、目標1の「貧困をなくそう」、目標8の「働きがいも経済成長も」、目標12の「つくる責任つかう責任」を実現するとして、ジュースを飲むことで社会貢献に参加できる活動を展開する方針を固めている。

今後は、リンゴ、ブドウ、桃、梨、トマト、にんじん、葉物野菜等の栽培品目を対象に、取り組みに賛同する団体や企業、個人を募集していく予定だ。

市場流通に至らなかった農作物や未収穫の農作物も優先的に買取


日本の食糧生産は、国内で消費する食品のほとんどを輸入に頼る現状から、食料自給率の向上による農業生産者の収入の安定化が課題とされている。一方で、農業生産の現場では、高齢化や後継者不足、収入への不安等を原因に、耕作放棄地の拡大が進行している状況から、生産量そのものが減少する危険性が指摘されている。

BSMOは、この取り組みを通じて、生産ロスと廃棄ロスの課題を解決すると同時に、持続可能な農業生産を実現したい考えを示している。取り組みでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響等で市場に流通できなかった農作物の優先的な買取も実施する構えだ。


株式会社BSMO
https://bsmo-net.com/
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WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    たまきいちろう。68歳。日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 山田正美
    大阪工業大学大学院修了。福井県職員として、農業試験場研究員、専門技術員、農業技術経営課長、農林水産部技幹を経て退職。現在、日本生産者GAP協会常務理事、日本農業サポート研究所主席コンサルタント。
  3. 福田浩一
    ふくだこういち。東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。現在は主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。http://www.ijas.co.jp/
  4. 中村圭佑
    なかむらけいすけ。明治大学農学部卒業後、日本農薬株式会社に約7年勤務。その後、大手経営コンサルティング会社を経て、FOOD BOX株式会社を2019年7月に起業。Facebook:https://www.facebook.com/foodboxjp/、Instagram:https://www.instagram.com/foodbox_jp/
  5. 百花繚乱
    趣味は料理、漫画、読書のミドルの男です。商社勤務で全国や海外を転々しているうちに、故郷に哀愁を覚え、約10年前に地元の農業関連会社にとらばーゆ。