電力不使用で腰負担を軽減する「マッスルスーツEvery」の導入事例公開

重筋作業の腰負担を軽減するアシストスーツ「マッスルスーツEvery(エブリィ)」を提供する株式会社イノフィスは、実際の導入事例を紹介したWebコンテンツ「Muscle Mag」にて、栃木県のコメ農家の活用事例を公開した。


軽量でありながら作業時の腰の負担を軽減


「マッスルスーツEvery」は、イノフィスが2019年11月に発売した電力を使用しないアシストスーツだ。空気圧を利用した人工筋肉を用いて開発された。人間の腰に大きな負担を与えるといわれる「中腰姿勢を保ちながら持ち上げる動作」に特化した補助機能を有する。

マッスルスーツEvery
スーツ本体の重量は3.8kgで補助力は最大25.5kgf(重量キログラム)。従来品のおよそ3分の1以下の価格にあたる14万9600円(税込)で販売されている。

栃木県のコメ農家による活用事例を紹介


「Muscle Mag」では、一例として栃木県大田原市のコメ農家・岩城氏の活用事例等を公開。1回の負荷だけでなく、蓄積される疲労も軽減できるため気持ちに余裕が持てる、農作業の効率化のみならず離農を減らす力にもなるのではないか等、大きなメリットを感じているという。


「Muscle Mag」ではこのほかにも、いちご農家やさつまいも農家の事例が紹介されている。

Muscle Mag
https://musclesuit.co.jp/blog/case/
マッスルスーツEvery公式Webサイト
https://musclesuit.co.jp/
株式会社イノフィス
https://innophys.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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