ヤンマーマルシェ、滋賀県長浜市でスマート農業を活用した加工用トマトの実証栽培を開始

ヤンマーマルシェ株式会社、カゴメ株式会社、滋賀県長浜市の3者は、長浜市にある小谷城スマートIC栽培実験農場で加工用トマトの実証栽培を開始した。実証期間は2021年4月20日~2021年7月30日で、収穫は夏頃を予定している。


需要の高い加工用トマトの産地化を目指す


3者が取り組む実証栽培は、高齢化や担い手不足など人的課題が深刻化している長浜市農業の経営安定化と持続的発展を目的に、国産加工用トマトの機械化一貫体系を構築する官民連携の取り組みである。

実証実験では、30アールの圃場にトマト苗約5000本を定植。遠隔地からでも栽培方法や肥培管理などの生産指導を行えるスマート農業の実証を行い、産地化に向けた効率的な栽培方法を確立する。
ヤンマーマルシェは、トマト苗の植え付けに必要な農業機械の提供と栽培のサポートを担当。収穫した加工用トマトは同社が買い取り、カゴメとの売買契約に基づき6次産業化に活用していく予定だ。


ヤンマーマルシェ株式会社
https://www.yanmar-s.co.jp/
カゴメ株式会社
https://www.kagome.co.jp/
滋賀県長浜市
https://www.city.nagahama.lg.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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