地域密着系農業ドラマ「農家のミカタ」、10月23日放送 日本の農業の“リアル”や“今”を描く

テレビ東京およびテレビ東京系列にて、ドラマ『農家のミカタ』放送が決定。2021年10月23日(土)午後4時~午後4時55分に放送される。

本作は、テレビ東京が日本の地域創成を目指した番組づくりの一環として制作。今回は「農業」をテーマに取り上げた。農業人口がこの15年で約半分に減少し、後継者問題や輸入野菜などさまざまな問題を抱えている日本の農業。しかし、そんな中でも若い担い手の登場や農業のIT化などさまざまな変化が起きている。

『農家のミカタ』は、群馬県高崎市を舞台に、新たに市役所の農林課に配属された犬飼貴丈さん演じる主人公が、日本の農業の“リアル”と“今”を知っていく中で人間として成長していくストーリー。主人公が農家の“味方”として成長していく中で、農家への“見方”も変化していく。

本ドラマを通じて、農家の思いや地元野菜の魅力、そして日本の農業の持つ課題や可能性をリアルに描く。また、高崎の地元野菜を使った“農家メシ”を堪能するグルメシーンも見どころだ。

群馬県高崎市は、高崎市の農業の魅力をPRする企画として、2020年9月にテレビ東京系列で放送された地域創生バラエティ番組『畑そのまんまレストランにする。in高崎』を放送。本作はその企画の第2弾である。

Ⓒテレビ東京
本作で、地域創生によるまちおこしを志し、市役所の農林課にUターン転職した主人公・進藤優弥を演じるのは、『仮面ライダービルド』でテレビドラマ初主演を果たしたのち、映画『ぐらんぶる』やドラマ『サレタガワのブルー』(MBS)など活躍の幅を広げる犬飼貴丈。またそんな進藤を取り巻く市役所、農家のキャラクターに豪華メンバーが集結。

進藤と同い年で新たに農家に転身した新規就農者・仁田涼子役を松村沙友理、ともに働く農林課の課長・大木拓役をマギー、課の先輩の桐石大地役を中島歩、進藤や仁田をサポートする地元の農家夫妻・田中久子役を高橋ひとみ、田中茂役を杉本哲太が演じる。さらに畑シーンの一部では実際の地元農家さんたちも登場予定だ。


出演者コメント


犬飼貴丈(進藤優弥役)


【役紹介】
地元高崎のまちおこしに携わりたいと考え、東京の広告代理店を退職しUターンしてきた26歳。高崎市役所の農林課に配属される。

【コメント】
――「農家のミカタ」のオファーを受けた時、台本を読んだ時の感想をお聞かせください。

第一印象として、農業に対して誤解していることが多々あったなあと感じました。

田舎出身なので農業は身近なものだったのですが、そこまで深く知らなかったことに気づかされたので、この作品を通して自分自身も農業の知識で誤解しているところを学ぶことができてよかったです。

――農業や畑仕事についてのエピソード、思い出がありましたらお聞かせください。

祖父が趣味で家庭菜園をやっていたので、土に触れる機会は多かったと思います。
子どものころ祖父が大事に育てていた桃の木をへし折ってしまい迷惑をかけてしまったことが思い出に残っていますね。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。

このドラマは農業の話であると同時に、進藤という男の成長する物語でもあると思います。

自分自身がこうしたいと本気で思えば、周囲の人もついてきてくれる、というメッセージもこめられているので、農業と合わせてそういった人間関係や人間が成長していくさまにも注目して見ていただけたら嬉しいです。


松村沙友理(仁田涼子役)


【役紹介】
東京から縁もゆかりもない高崎にやってきた新規就農者。茂(杉本哲太)のもとで見習いとして働く。

【コメント】
――「農家のミカタ」のオファーを受けた時、台本を読んだ時の感想をお聞かせください。

JAグループさんのお米消費拡大アンバサダーに就任した事もあり、今回の作品に運命的なものを感じました。
仁田は真面目で農業を心から愛している女の子なので丁寧に演じたいなと思いました。

――農業や畑仕事についてのエピソード、思い出がありましたらお聞かせください。

幼少の頃はさつまいも堀りやみかん狩りによく出かけていました。
普段スーパーなどで並んでいる野菜や果物を自分で採る体験はとても新鮮で楽しかったです。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。

日本では全国各地さまざまな作物が農家さんの愛情をたっぷり受けながら作られています。
今回は高崎市を舞台に珍しい作物も登場します。ぜひ、一緒に学びながらドラマを楽しんでもらいたいです♡


マギー(大木拓役)

【役紹介】

農林課の課長。課長だがおおらかな性格でどちらかと言うと課のムードメーカー的存在。

【コメント】
台本を読んで「連ドラにしたらいいのに。映画でもいいな」と思ったぐらい、広がりを感じる物語。このドラマを見てくれたみなさんが、スーパーや食卓に並ぶ野菜から、農家の方の存在を思い浮かべるようなきっかけになれば!


中島歩(桐石大地役)


【役紹介】
農林課の先輩。頼りない課長の代わりに優弥をいろいろサポートしてくれる頼れる先輩。

【コメント】
――「農家のミカタ」のオファーを受けた時、台本を読んだ時の感想をお聞かせください。

農業の抱える問題や新規就農に触れられており、興味を引かれました。
主人公進藤の若者らしい葛藤に笑いながらも共感しました。

――農業や畑仕事についてのエピソード、思い出がありましたらお聞かせください。

東京の友人が地方へ移住し、有機農家を始めた時、思い切った選択をしたなと驚きました。
しかし就農者が激減している中、就職の選択肢に農業が自然と挙がるような状況が必要だと思います。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。

農業は毎日の生活に関わっているはずなのに、知らないことがたくさんあります。このドラマが農業を知るきっかけになるといいなと思います。
それと、こじらせている若い社会人の成長を面白おかしく観てもらえたらと思います。


高橋ひとみ(田中久子役)


【役紹介】
田中茂の妻。畑で採れた野菜でつくる久子の“農家メシ”は絶品。

【コメント】
――「農家のミカタ」のオファーを受けた時、台本を読んだ時の感想をお聞かせください。

農家の方々のご苦労や悩みなど、今まで漠然としていたことが切実に理解できる感じがしました。

ロケで訪ねたり番組などで見ると、農家の奥様やお母さん達は必ずお料理上手で、農家の方だからこそ頂ける美味しい料理を夕食などで召し上がっていらっしゃるイメージでしたので、それが浮かびあがってきて台本を読んだだけでおなかがすいてくるくらいでした!

――農業や畑仕事についてのエピソード、思い出がありましたらお聞かせください。

先日ロケでキャベツを収穫した際、キャベツからお水がザーッと出てきて、とれたてはこんなに瑞々しくて美味しいのかと驚いたと同時にうらやましく思いました。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。

ご覧になった後に、野菜のことを想い、思わずお腹がすいてお料理を作りたくなって頂けたら嬉しいです♪


杉本哲太(田中茂役)


【役紹介】
高崎のベテラン農家さんで新規就農者の研修も行っている。仁田の師匠。

【コメント】
実は、農家の役をいただいたのが今回初めてで、今まで農業の仕組みというのを分かっていない部分も多かったので、新鮮な感覚で台本を読ませていただきました。今は純粋に撮影に入るのが楽しみです。

僕自身、畑仕事というほどの経験がないのですが、野菜繋がりとしてはベランダ栽培に何度か挑戦しました。プチトマトなどの小野菜に限られつつも、手間ひまをかけて育てた分とても美味しく感じましたね。

このドラマでは高崎の食や自然の素晴らしさが随所に出てきますので、農家のリアルを感じていただけたらと思います。


企画・プロデュース・脚本 畑中翔太


車中泊(『絶メシロード』)、野球(『八月は夜のバッティングセンターで。』)、ポッドキャスト(『お耳に合いましたら。』)と、これまでテレビ東京さんと様々なテーマのドラマにチャレンジしてきましたが、今度は日本の「地域農業」をテーマにしたドラマをつくります。

日本の農業人口はこの15年で約半分に減っています。その一方で、各地では若い世代からの新規就農者も増えていると聞きます。今回農業という世界の“今”を、実際に地域で取り組んでいる事実も織り交ぜながらエンターテインメントとして描きました。

ドラマを通じて、毎日スーパーで野菜を買って食べているのに実はあまり知らない農家さんの世界を少しでも感じてもらえたら嬉しいです。そして地元で育った野菜をこれまで以上に食べてくれたらもっと嬉しいです。


プロデューサー 漆間宏一(テレビ東京)


「テレビ東京×地域創生」と大きなテーマに感じますが、実は身近な農業のお話です!

『農家のミカタ』というタイトル通り、農家の味方になるように成長していく主人公と周りの人たちの温かい関係性を楽しんでいただきつつ、見終わった時に皆さんの農業へのイメージに何か新しい見方が加わったら嬉しいなと思っています!

深夜ドラマチームが作るので肩の力を抜いて、ゆるりとご覧ください。農家メシも出てくるので献立のお役にも立てるかもしれません!

イントロダクション

進藤優弥(犬飼貴丈)は大学卒業後、東京の広告代理店で働いていたが、地域創生に関わる仕事がしたいと、地元高崎にUターンで戻ってきた。「地元を変えるんだ!」と華々しい仕事を夢見るも、配属された市役所の農林課では実際の仕事とのギャップにとまどい空回りする始末。さらに地元の新規就農者である仁田涼子(松村沙友理)から農業の現実が見えていないことを批判されてしまう。落ち込む彼を救ったのは…。

「農家のミカタ」番組概要


「農家のミカタ」

【放送日時】 2021年10月23日(土) 午後4時~午後4時55分
【放送局】 テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
【出演】 犬飼貴丈 松村沙友理 / マギー 中島歩 / 高橋ひとみ 杉本哲太
【監督】 下田彦太(『箱庭のレミング』第3部「名探偵S」)
【企画・プロデュース・脚本】 畑中翔太(dea)
【プロデューサー】 小林教子(テレビ東京) 漆間宏一(テレビ東京) 山田久人(BABEL LABEL)
【制作】 BABEL LABEL
【製作著作】 テレビ東京/BABEL LABEL
【公式HP】 https://www.tv-tokyo.co.jp/noukanomikata/

【公式Twitter】 @nouka_mikata
【ハッシュタグ】 #農家のミカタ
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WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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