AI病害虫診断技術のオンラインシンポジウムが11月9日に開催

農研機構は、AIを活用した病害虫診断技術を紹介するシンポジウム「AIを活用した植物病害虫診断技術の開発と展望」を2021年11月9日(火)にオンラインで開催する。料金は無料。

出典:https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/files/press20211015_nipp_sympo.pdf


社会実装に向けた取り組み等を紹介


「AIを活用した植物病害虫診断技術の開発と展望」は、農林水産省の委託事業である「人工知能未来農業創造プロジェクト・AIを活用した病害虫診断技術の開発(病害虫AI診断プロ)」と「官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)」の支援の下進めてきたプロジェクトの概要と成果を発表するシンポジウムである。

当日は、コンソーシアムに参画する府県から収集した病害虫被害画像データを元に開発した病害虫識別AIの社会実装に向けた取り組み等の紹介が予定されている。

当日のプログラム

13:00〜13:05|開会挨拶
・眞岡 哲夫氏(農研機構植物防疫研究部⾨所⻑)
13:05〜13:35|深層学習を⽤いた病害⾍診断技術開発の概要
・岩崎 亘典氏(農研機構)
13:35〜14:05|機械学習技術を⽤いた画像に基づく植物病⾃動診断の実際
・彌冨 仁氏・鍵和⽥ 聡氏(法政大学)
14:05〜14:25|研究プロジェクトにおけるアプリケーション開発の留意点~病害⾍AI診断アプリ開発を例として~
・下城 洋⼈氏(NTTデータCCS)
14:25〜14:45|AI病⾍害診断サービスによる農業データアグリゲーションスキームの構築
・⼭中 武彦氏(農研機構)
14:45〜15:00|休憩
15:00〜15:30|現場での活⽤に向けた課題と期待
1)広島県のトマト産地での検証からみたAI病害⾍診断の課題と将来の可能性
・⻲井 幹夫氏(広島県⽴総合技術研究所農業技術センター)
2)農家も指導員もうれしい!AIを⽤いた病害⾍診断に期待すること
・向井 環氏(富⼭県農林⽔産総合技術センター農業研究所)
15:30〜16:10|総合討論
・司会進⾏  松村 正哉氏(農研機構)

開催概要


AIを活用した植物病害虫診断技術の開発と展望
日時:2021年11月9日(火)13:00~16:10
場所:オンライン(WEB会議システムZoomを使用)
料金:無料
定員:500名
申込:https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_gho_WXFiRPqcVYw8MBSZ6w
締切:2021年11月2日(火)


農研機構
https://www.naro.go.jp/index.html
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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