ポケットマルシェとみんな電力、ソーラーシェアリング事業で提携

再生可能エネルギー事業を展開する株式会社UPDATERは、株式会社ポケットマルシェと連携して「ポケットマルシェ」の利用者に再生可能エネルギー100%の電力を販売する電力小売事業と営農型太陽光発電の導入を支援するソーラーシェアリング事業を2022年2月から開始する。
UPDATERは、太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーを利用した「みんな電力」を提供する企業。
電力の生産者である発電者の顔やストーリーも一緒に届けている。

ポケットマルシェは、産直ECプラットフォーム「ポケットマルシェ」を運営する企業。
野菜や果物、魚や肉など全国の生産者が生産した食材の魅力を生産者のストーリーにのせて紹介している。

生産者と消費者のつながりを重視


今回の2つの事業は、「生産者と利用者の顔の見える関係」を重視する両社の思いが一致して実現したもの。
事業の詳細は以下の通りだ。

電力小売事業
・2022年度内5000世帯を目標に再生可能エネルギー100%(非化石証書付)の電力を供給。
・電気料金は大手電力会社と同等で、売上の一部が気候変動の影響を受ける生産者に寄付される。
・対象は沖縄を除く全国で2022年1月から申し込みを受け付ける。

ソーラーシェアリング事業
・ポケットマルシェに登録する生産者を対象にソーラーシェアリングの導入を提案。
・生産者が発電した電力を「顔の見える電力」として買い取るほか、助成金に関する情報を提供する質問窓口も設ける。


両社は今回の2つの事業を通じ、ポケットマルシェの利用者に「食品も電力も顔の見える生産者から購入する」という選択肢を提供することで、顔の見える社会実現に向けた取り組みと脱炭素社会実現に向けた取り組みを加速したい考えだ。


株式会社UPDATER
https://minden.co.jp/
株式会社ポケットマルシェ
https://www.pocket-marche.com/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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