地域の魅力ある産品を発掘する「フード・アクション・ニッポン アワード 2019」応募受付開始

農林水産省は、地域の農林水産物や食文化の魅力を活かした産品を発掘するコンテスト「フード・アクション・ニッポン アワード 2019」の募集を開始した。募集期間は5月24日(金)~7月12日(金)で、最終審査会は10月17日(木)に東京ドームシティ プリズムホール(東京都文京区)で行われる。

「フード・アクション・ニッポン アワード」は国産農林水産物の消費拡大に寄与する事業者・団体等の産品を日本全国から広く募集し、優れた取り組みや産品を発掘・表彰するというもの。2019年度のテーマは「日本の産品と出会い、”あなたの逸品“を発見しよう」。

2019年度ロゴマーク

募集産品の中から書類選考による一次審査で100産品を選定。検品会を経て、10月17日(木)に実施予定の最終審査会では、国内の大手百貨店、流通、外食事業者などのトップ10人が審査委員を務め、審査を通過した一つ一つの産品を育ててきた作り手の想いやその背景にあるストーリー等を基準にその場で選定・表彰を行う。

2019年度は、新たな逸品への出会いを消費者に届けるため、一次審査を通過した100産品を実際に味わうことができる「フード・アクション・ニッポン食堂」を期間限定にて開催(9月下旬予定)。最終審査会による受賞10産品に加えて、消費者自身に“あなたの逸品”を選んでもらい、対象産品の5つのカテゴリーにおいて最も得票数の多かった産品を「特別賞」として各1産品(計5産品)選定する。

さらに、最終審査会終了後には、国内だけでなく訪日外国人にも人気の全国の地域産品を取り扱う商業施設「まるごとにっぽん」(東京・浅草)にて、入賞100産品を展示・販売する「マルシェ」を開催する予定だ。

まるごとにっぽん

「館内すべて、にっぽんのいいものづくし。」をコンセプトに、食卓を彩る全国各地のとっておきから、職人のワザが光る一品まで、全国各地の「和」の文化を一堂に会し、「モノ・コト」との出会いを提供する商業施設。国内はもとより、近年では訪日外国人からも注目を集め、人気を博している。


2018年 受賞の様子

 2018年度 「受賞」産品

「フード・アクション・ニッポン アワード 2019」 開催概要
■名 称:フード・アクション・ニッポン アワード 2019
■主 催:農林水産省
■応 募 者:農林水産物の生産者・食品製造業者、加工事業者等
■対象産品:国産農林水産物の消費拡大に寄与する農林水産物・加工食品等の産品
■募集期間:2019年5月24日(金)~7月12日(金)
■実施スケジュール:
<募集期間> 応募書類受付 2019年5月24日(金)~7月12日(金)
<一次審査(書類選考)> 2019年7月下旬
一次審査委員による書類審査にて「入賞」100産品を選定
応募者に一次審査結果をメールにて通知(検品会及び最終審査会詳細案内を通知)
※審査基準については公式サイトを参照ください
<検品会> 2019年8月下旬
一次審査を通過した産品の実物確認
(産品サンプル及び商品カルテやFCPシートを提供・提示いただきます)
<プレイベント> 2019年9月下旬
一次審査を通過した100産品を消費者が実際に味わうことができる
「フード・アクション・ニッポン食堂」を期間限定にて開催。
そこで消費者投票を実施し、「特別賞」5産品(各カテゴリー1産品)を選定
<最終審査会> 2019年10月17日(木)於:東京ドームシティ プリズムホール
最終審査員が「受賞」10産品選定及び「特別賞」5産品を発表
<事後イベント> 2019年10月下旬
全国地域産品取り扱い施設「まるごとにっぽん」(東京・浅草)にて、
入賞100産品を展示・販売する「マルシェ」を開催
■最終審査委員(10社)※社名五十音順
アマゾンジャパン合同会社、イオンリテール株式会社、株式会社イトーヨーカ堂、株式会社オンワードホールディングス、株式会社紀ノ國屋、株式会社トランジットジェネラルオフィス、株式会社阪急阪神百貨店、株式会社フォーシーズ、株式会社ローソン ※残る1社は現在調整中 ※審査委員は、予告なく変更される場合がございます。

「フード・アクション・ニッポン アワード 2019」 応募概要
■応募主体:農林水産物の生産者、食品製造業者、加工事業者等
■応募産品:国産農林水産物の消費拡大に寄与する農林水産物・加工食品等の産品(複数産品応募可)
■応募方法:WEBまたは郵送
【WEB】応募フォームに必要事項を入力し、応募産品の規定されたデータの画像を添付して送信
【郵送】応募用紙に必要事項を記入し、『フード・アクション・ニッポン アワード事務局』宛に郵送
※詳細は公式サイトを参照ください

<参考URL>
フード・アクション・ニッポン アワード 2019
まるごとにっぽん

SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便