継業支援サービスの「relay」、「松代一本ねぎ」の後継者を募集

宮崎県宮崎市を本拠にクラウド継業プラットフォーム「relay(リレイ)」を運営する株式会社ライトライトは、長野県長野市の伝統野菜「松代一本ねぎ」を生産する後継者の募集を開始した。



クラウド継業プラットフォーム「relay(リレイ)」は、事業を譲渡したい経営者と譲渡を受けたい個人・企業・団体をつなぐマッチングサービス。「どんな想いで企業や店舗を運営してきたか?」など経営者の想いを記事にしたコンテンツも一緒に届けている。

土日だけでもOK


今回の募集は、長野市松代地区で明治時代から栽培されている「松代一本ねぎ」を生産する後継者を探すもの。
「松代一本ねぎ」は、1つの種から1本しか作れない希少な品種で、太くて食べ応えのある食味が特長という。


募集を依頼したのは、年商数十億円規模の弁当屋チェーンを展開している企業の元経営者で「松代一本ねぎ」の生産者団体「松代一本ねぎの会」の会長を務める北村和昭氏。北村氏は「松代一本ねぎ」を生産する農業生産法人株式会社フレッシュ信州の代表で、過去には大手スーパーマーケットや卸売市場など新たな販路拡大も推し進めている。

「松代一本ねぎの会」会長の北村和昭氏。今年で就農11年目を迎える。
後継者対象となるのは、新規就農希望者・農業経験者・農業生産者等で、土日だけの就農や北村氏が代表を務めるフレッシュ信州での就農も可能とのこと。北村氏は今回の事業承継を通じ、松代一本ねぎの伝統と味をより多くの人に届けたい考えだ。


クラウド継業プラットフォーム「relay(リレイ)」
https://relay.town/
松代一本ねぎ生産の後継者募集ページ
https://relay.town/articles/matsushiro-ippon-negi/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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