除草剤「バスタ液剤」専用アプリに天気予報と農薬希釈計算機能が追加

BASFジャパン株式会社は、農耕地用の除草剤「バスタ液剤」の購入者を対象にした専用のポイントアプリ「バスタポイント」に、「高精度天気予報データ」と「農薬希釈倍率計算機能」の2つを追加した。


「バスタ液剤」は、スギナやオヒシバなど幅広い種類の雑草に効果を示す非選択性の茎葉処理型除草剤。
散布後2~5日で効果が現れる優れた即効性と有効成分の残留・蓄積を抑えた高い安全性が特長で、水田作物や小麦、大豆、果樹、野菜、花き類など90種類以上の作物登録を取得している。

圃場に合わせた情報提供が可能に


「バスタポイント」は、「バスタ液剤(500ml・1L・2.2L・5L・10L)」専用のポイントアプリ。
購入者には1ml当たり1ポイントが付与され、貯めたポイントを利用すれば抽選で豪華ギフトが受け取れる。

登録方法は、スマートフォンのカメラ機能を使用して、容器のキャップに貼り付けられたQRコードを読み取る方法とラベルに印刷された有効年月日を撮影する方法の2つで、会員情報の登録やログイン、知人への紹介、圃場の登録、栽培作物・作付面積の登録など、購入以外の利用でもポイントが加算される仕組みになっている。
(※会員情報の登録時、圃場の登録時、栽培作物・作付面積の登録時のポイント加算は初回のみ)

出典:http://www.bastapoint.basf.co.jp/index.html

今回、追加した「高精度天気予報データ」と「農薬希釈倍率計算機能」の内容は以下の通り。

・高精度天気予報データ
一般財団法人日本気象協会が全世界7000地点以上のエリアで精度検証を実施した「WeatherData API」を活用して、気温や雨量、日照量など、農業生産に必要な天気予報データを圃場ごとに提供。

・農薬希釈倍率計算機能
散布水量・散布面積・使用薬量の3つのパターンから希釈計算を実行する機能を提供して、効果的な農薬の使用を支援。


同社は「バスタポイント」の提供を通じ、「バスタ液剤」の継続的な利用を促進していくと同時に、利用者個々の圃場条件に合わせた農業情報を提供していく構えだ。


バスタポイント
http://www.bastapoint.basf.co.jp/index.html
BASFジャパン株式会社
https://www.basf.com/jp/ja.html
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
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    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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