令和初の「6次産業化アワード」、農業・漁業を対象にエントリー募集中

農林水産省所管の6次産業化推進協議会が、6次産業化に取り組む農林漁業者等を、全国的視点で支援する優良事例の表彰式及び発表会である「6次産業化アワード」を募集中だ。応募必着期限は8月23日(金)。



6次産業化アワードの趣旨・目的

農業(第一次産業)の6次産業化とは、農業や漁業の生産者が、加工や流通、販売にも主体的かつ総合的に取り組むことで、加工や流通の代金も自らが得られるようにする仕組みづくりのことを指す。

1次産業を管轄する農林水産省は、6次産業化に向けた市場規模の拡大(令和2年目標:10兆円)を政策目標に掲げ、さまざまな政策に取り組んでいる。

平成22年3月には、6次産業化の取り組みに対して支援を行うために、地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律(平成22年法律第67号)も施行された。

しかし、地域における6次産業化を進めるためには、農林漁業者に対して広く普及・啓発を図ると共に、地域でのネットワークを構築していくことが必要だ。

本会は、6次化に向けた新たな視点での取り組みや、地域を活性化している優良事業者を表彰・紹介し、6次産業化への全国的な推進とネットワークの構築を目指したものである。

表彰対象者の規定

対象になるのは、6次産業化や農商工連携に主体的に取り組んでいる農林漁業者。また、 6次産業化に関して過去に受賞経験がある事業者も対象にしている。応募は、表彰対象事業者の条件を満たしてさえいれば、自薦・他薦は問わない。

募集期間

1. 募集期間
令和元年6月24日(月曜日)~令和元年8月23日(金曜日)必着

2. 応募方法

実施要領・応募様式を以下のURLからダウンロード。実施要領を確認し、応募様式に必要事項を記入の上、実践内容等がわかる資料(3点以内)と合わせて事務局まで郵送又は電子メールにて提出。
ホームページ:https://www.e-toroku.jp/6jika_gpa_r01/

3. 表彰

農林水産大臣賞 1点以内
農林水産省食料産業局長賞 5点以内
審査委員会奨励賞 数点

4. スケジュール

応募受付開始:令和元年6月24日(月曜日)
応募受付締切:令和元年8月23日(金曜日)
書類審査結果通知(通過者のみ)令和元年9月上旬
現地調査令和元年9月下旬~11月中旬
最終審査(表彰対象者の選定)令和元年12月上旬
審査結果の公表(ホームページにて公開)令和2年1月上旬~中旬
表彰式令和2年2月下旬~3月上旬
書類審査通過者には、財務諸表(4期分)の提出義務

5. 主催

6次産業化推進協議会

6. 問合せ先
食料産業局産業連携課
担当者:鈴木、石川
代表:03-3502-8111(内線4306)
ダイヤルイン:03-3502-8246
FAX番号:03-6744-7175

<参考リンク>
農林水産省ホームページ
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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