ゼブラグリーンズ、ゲノム編集技術を活用したトマトの開発と普及を推進

食と健康のバリューチェーンの構築を目指す株式会社ゼブラグリーンズは、ゲノム編集技術を活用したトマトの開発と普及に取り組むと発表した。


現在、施設園芸における品種開発の分野では、分子生物学的な手法を用いた新しい育種技術の開発が進められているが、その中でもゲノム編集技術は、耐病性など新たな付加価値を付与させるだけでなく、品種改良のスピードを飛躍的に改善できるとして、農業分野の研究機関を中心に多くの期待を集めている。

ゲノム編集技術とスマート農業の融合にチャレンジ


今回の取り組みは、兵庫県が実施した「ポストコロナ・チャレンジ支援事業」の採択を受けてのもの。

「ポストコロナ・チャレンジ支援事業」とは、起業または既存事業とは異なる革新的なビジネスプランを有するスタートアップ企業の代表者らを対象に、最大200万円の助成金を給付して、社会課題の解決に必要な新たなビジネスを創出する事業のことである。

取り組みでは、ゲノム編集技術によって作出されたトマトの実用性試験に向けたビジネスを提案し、スマート農業と融合した新たな農業サービスの構築にチャレンジしていく。


株式会社ゼブラグリーンズ
https://www.zebragreens.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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