深谷市主催の農業ビジネスコンテスト「DEEP VALLEY Agritech Award 2019」募集スタート

2019年7月16日より、マイナビ農業で、埼玉県深谷市が主催する農業課題の解決に向けたビジネスコンテスト「DEEP VALLEY Agritech Award 2019」の応募受付を開始した。同市における農業のイノベーションを図るため、優れた技術やアイデアを有するスタートアップ企業・人材の誘致を行う。



アグリテックを集積、「儲かる農業」へ

豊富な農産物の供給地として知られる埼玉県深谷市では、農業に関わる多様な企業が繋がり合い、アグリテックスマート農業)が集積する街である「アグリテック集積都市DEEP VALLEY」の構想を掲げている。アグリテックとは、「Agriculture(農業)」と「Technology(製造業・IT)」を組み合わせた造語であり、テクノロジーを活用した革新的な農業のことだ。

「アグリテック集積都市DEEP VALLEY」の推進パートナーとしては2019年現在、農業協同組合や商工会、学校法人のほか、株式会社トラストバンク、マイナビが名を連ねている。

■参考記事
深谷市「アグリテック集積都市DEEP VALLEY」へ、トラストバンクと埼玉工業大学が賛同・支援を表明

同市の強みを生かし、農業課題を解決する産業の誘致や産官学連携を進める中、2019年7月からは新たな取り組みとして「DEEP VALLEY Agritech Award 2019」を開催する。同コンテストでは、深谷市及び日本全国が抱える農業事情を汲んだAI、IoTドローンなど、各分野でのベンチャー精神溢れる技術やアイデアを幅広く募集。

応募対象は、すでにサービス・製品開発が済んだ試作品を審査するプロダクト部門と、ビジネスアイデアのみを募るコンセプト部門にわかれている。それぞれの最優秀賞を飾った優秀なプランに対しては、出資賞金総額1,000万をもとに製品化・事業化も検討するとのこと。

深谷市では、同コンテストの開催を通じ、農業を核とした産業のイノベーションや持続可能な社会の実現を図り、「儲かる農業都市ふかや」を目指していくとしている。


「DEEP VALLEY Agritech Award 2019」募集概要

【募集期間】
2019年7月16日 12:00〜8月31日 17:00

【応募対象部門】
プロダクト部門:サービス開発・製品開発を終えた試作品が対象
コンセプト部門:深谷市内及び農業界全体の課題を解決しうるビジネスアイデアが対象

【応募資格】
1. プロダクト部門での受賞後に、深谷市の農業課題の解決や改善に向けた取り組みを実施できる個人・法人
2. コンセプト部門での受賞後に、深谷市及び開催パートナー等と連携した取り組みを実施できる個人・法人
※応募者の所在地は不問

【各賞】
出資賞金総額:1,000万円(出資金額は出資可否を含めた受賞者との協議の上で決定)
プロダクト部門最優秀賞:1件
コンセプト部門最優秀賞:1件
協賛企業賞:協賛企業が確定した後にホームページ上で告知

【応募方法】
応募要項を確認の上、サイト内応募フォームよりエントリー
URL:DEEP VALLEY Agritech Award 2019

【日程】
一次審査(書類審査):9月上旬
一次審査通過者へのメール通知:9月9日~13日
二次審査(プレゼン審査・面談):9月21日と22日のいずれか
二次審査会場:JR新宿ミライナタワー12Fマイナビルーム
二次審査通過者の公表:9月下旬
最終審査(公開プレゼン):10月31日
最終審査会場:埼玉グランドホテル深谷
事業化に向けた支援検討開始:12月~
※審査の過程において、必要に応じ提案製品の実地審査・見学等を実施する場合あり

【問い合わせ先】
「DEEP VALLEY Agritech Award 2019」事務局
Email:agri-deepvalley@mynavi.jp

<参考URL>
深谷市
マイナビ農業
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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