衛星データからキウイに最適な名産地を発掘する「衛星リモートセンシング」実証プロジェクトがスタート

宇宙航空研究開発機構「JAXA」認定の宇宙ベンチャーである株式会社天地人が提案した「衛星データで地域活力を創造する ~キウイフルーツ ポテンシャル名産地発掘プロジェクト~」が、内閣府宇宙開発戦略推進事務局が主催する「課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」の公募に採択された。

衛星データで地域活力を創造する ~キウイフルーツ ポテンシャル名産地発掘プロジェクト~
天地人は、2018年11月19日に開催された宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2018」をきっかけに法人化した宇宙ベンチャー。JAXAの知的財産や業務で得た知見を利用して事業を行うJAXAベンチャーとして、JAXA職員と農業IoT分野に知見のある開発者が設立した。

「課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」の公募は、先進的な成功事例の創出と民間事業者の自律的なソリューション展開を目的とした内閣府宇宙開発戦略推進事務局による事業。今回、天地人はゼスプリフレッシュプロデュースジャパンとチームを組んで企画競争に参加し、採択されたかたちだ。

「衛星データで地域活力を創造する ~キウイフルーツ ポテンシャル名産地発掘プロジェクト~」は、衛星から得られる降雨や地表面温度などの気象情報と、地形の3Dマップに代表される地形情報を複合的に分析し、キウイフルーツをより美味しく育て、より収量も見込める場所(ポテンシャル名産地)を発掘するプロジェクト。

ゼスプリフレッシュプロデュースジャパンの生産者行政渉外マネージャーのフランシス修氏は、「採択されて大変うれしく思っている。良い成果が出ることで、おいしい国産キウイフルーツをより多くの消費者の皆様にお届けしたい」と、衛星データ活用への期待感を語っている。

両社は、「衛星データ×農業」で新しい土地評価にチャレンジし、これまで休耕地・耕作放棄地とされていた土地に対して新たな価値を見出すことで、地域活力の創造を目指すとしている。

<参考URL>
内閣府|2019年度 課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト 公募について
株式会社天地人 ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
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    北島芙有子
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    川島礼二郎
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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