GSアライアンス、農作物の成長を加速する「量子ドットフィルム」を開発

天然バイオマスを利用したコーティング材料等の開発・製造を手がけるGSアライアンス株式会社は、農作物の成長を加速する可能性がある「量子ドットフィルム」の開発に成功した。

太陽の光を赤色に変化


同社が開発した「量子ドットフィルム」は、「CIS(CuInS2)/ZnS量子ドット」という素材を塗布した農業用のフィルム。

太陽から照射された光の色を赤色に変化させるのが特長で、ガラス温室の窓やビニールハウスに貼り付けたり植物工場のLED照明などに載せることで植物の生長を促すことが可能になるという。


ガラス上の量子ドット(室内)
(左)灯下 (右)紫外線照射下


紫外線照射下の量子ドットフィルム(暗所)

今後は、植物工場や農園などを利用して実証実験などを進めていく予定とのこと。


GSアライアンス株式会社
https://www.gsalliance.co.jp/
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  1. よないつかさ
    1994年生まれ、神奈川県横浜市出身。恵泉女学園大学では主に有機栽培について学び、生活園芸士の資格を持つ。農協に窓口担当として5年勤め、夫の転勤を機に退職。アメリカで第一子を出産し、子育てをしながらフリーライターとして活動。一番好きな野菜はトマト(アイコ)。
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    1994年生まれ、山形県出身、東京農業大学卒業。大学卒業後は関東で数年間修業。現在はUターン就農。通常の栽培よりも農薬を減らして栽培する特別栽培に取り組み、圃場の生産管理を行っている。農業の魅力を伝えるべく、兼業ライターとしても活動中。
  3. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
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    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。