JA鹿児島きもつきが「LINE WORKS」を導入 ペーパーレス化や情報共有の効率化へ

鹿児島県の鹿屋市や垂水市、肝属郡の2市4町を管轄するJA鹿児島きもつきは、ビジネス向けのコミュニケーションツール「LINE WORKS」を導入し、組織のデジタル化を推進する取り組みを開始した。


効率的なコミュニケーションを実現


広域を管轄するJA鹿児島きもつきでは、部署間の壁による縦割りのコミュニケーションや、会議のための移動時間がかかってしまうこと、主な連絡手段が電話とFAXなど、非効率なコミュニケーションが課題であった。

これらの改善を目的に「LINE WORKS」を導入。現在は以下の内容を実施している。

1.組織内のペーパーレス化
紙で配布していた業務関係の書類を「LINE WORKS」のファイル共有に置き換えることで、ペーパーレス化を実現し、資料作成の手間を大幅に削減。

2.「LINE WORKS」のグループトークや掲示板に置き換え
共有できているか判別が難しかった部署間の情報のやり取りにグループトークなどを活用したことで、スムーズに全体への周知が行えるように。



3.「LINE WORKS」のアンケート機能を活用
研修の出欠席や農産物の注文などのヒアリングを「LINE WORKS」のアンケート機能に置き換えることで、書類の配布や回収に費やしていた労力や時間を大幅に削減。


4.外部トーク連携機能を活用
農畜産物直売所で販売する農作物に貼り付ける生産者の顔や田畑の画像を、「LINE WORKS」のトークグループ上で収集する試みを実施。組合員との共同施策をスムーズに進行するだけでなく、頻繁な意見交換やアイデア共有にも期待している。

今後は、より多くの組合員と外部トーク連携でつながり、組合員も巻き込んだ直売所運営の推進を検討中とのこと。


JA鹿児島きもつき
https://ja-kagoshimakimotsuki.or.jp/
「LINE WORKS」
https://line.worksmobile.com/jp/
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WRITER LIST

  1. よないつかさ
    1994年生まれ、神奈川県横浜市出身。恵泉女学園大学では主に有機栽培について学び、生活園芸士の資格を持つ。農協に窓口担当として5年勤め、夫の転勤を機に退職。アメリカで第一子を出産し、子育てをしながらフリーライターとして活動。一番好きな野菜はトマト(アイコ)。
  2. syonaitaro
    1994年生まれ、山形県出身、東京農業大学卒業。大学卒業後は関東で数年間修業。現在はUターン就農。通常の栽培よりも農薬を減らして栽培する特別栽培に取り組み、圃場の生産管理を行っている。農業の魅力を伝えるべく、兼業ライターとしても活動中。
  3. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  4. 沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  5. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。